
小松市の観光スポットレポート(No.850)
◇前田利常公の足跡を訪ねて ④奥の細道300年記念碑、常盤門
3)奥の細道300年記念碑
芭蕉が奥の細道で小松に立ち寄ったのは、元禄2年(1689)7月24日(陽暦9月7日)。翌日多太神社に参拝し、源平の合戦で討死した斉藤別当実盛の遺品である甲冑や木曽義仲が戦勝祈願する願書を拝観。
夜には本折日吉神社の神主・藤村伊豆宅で行われた句会に招かれ一句披露している。26日には天候が不順で、前日の句会に出席していた越前屋歓生宅(大川町)の句会に招かれ一句を披露している。

27日には菟橋(うはし)神社の祭礼を参観して山中温泉に向けて出立。途中に多太神社を再訪し、一句を奉納した。
山中温泉に9日間滞在した後、門人の曽良と分かれ芭蕉と立花北枝が再度小松に向かった。その途中、那谷寺に参拝し一句詠んでいる。
奥の細道300年記念として、この四句を中央緑地に設置している。



あと1句取材もれ。
■写真は奥の細道300年記念句碑

4)稚松小学校 常盤門
芦城公園に隣接する稚松小学校の校内に、旧小松城の常盤門が移築されている。数少ない小松城の遺構の一つ。
■写真は稚松小学校 常盤門


■写真は稚松小学校
(つづく)