役立たずの超能力者、僕達はどうもそういう人種らしい。しかも遺伝するとのこと。
今夜泊まる町の名前を母に告げると、僕はケイタイをポケットにしまい、自転車のハンドルを握ったまま、今通ってきた道を振り返った。
今まで見たこともないような真っ直ぐな道だった。
もやもやした疑問はなくなったものの、この先どうなるんだろうと漠然とした新たな不安が生まれてきた。
暖かい5月の北海道の涼風が、僕の髪を揺らしている。この風のいたずらでここまで来たのかもしれない。
まあ、とりあえず今回は、この道を見れたんだからいいかな、と自分に言い聞かせていた。
僕の銀色の自転車も5月の陽の光を浴びて満足そうに輝いていた。
今夜泊まる町の名前を母に告げると、僕はケイタイをポケットにしまい、自転車のハンドルを握ったまま、今通ってきた道を振り返った。
今まで見たこともないような真っ直ぐな道だった。
もやもやした疑問はなくなったものの、この先どうなるんだろうと漠然とした新たな不安が生まれてきた。
暖かい5月の北海道の涼風が、僕の髪を揺らしている。この風のいたずらでここまで来たのかもしれない。
まあ、とりあえず今回は、この道を見れたんだからいいかな、と自分に言い聞かせていた。
僕の銀色の自転車も5月の陽の光を浴びて満足そうに輝いていた。
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