ズームアップすると、『地の国』の軍隊が見えた。数千と言う本隊とその先頭を進む戦鉄牛、そして動く針山と呼ばれた巨大な物体がまさに国境を超えようとしていた。
「あれは、、、陸上自走型移動基地RKBⅧ・サブネーム「ギガベース」・」
その時、「ギガベース」の上に生えている針の一本がカッと輝き、一筋の閃光が走った。
閃光の先には、国境警備軍の師団が防御壁を築いていたが、閃光が当たった瞬間、爆音と供に砕け散り、兵士達が吹き飛ばされていった。
「むぅぅ・・なんてことを・・、くそっ」
「早まってはいけません」
突然ケインの頭の中に声が響いてきた。
「?・・シャインさん」
「そうです。・・『地の国』にはやっかいな物が残っていたようだ。」
「ああ、超時空通信ですね。今どこにいるのですか」
「敵を少しでも食い止めようと、ヤーコン殿と一緒に、走鳥にのって王都を出て前線へ向かっています。あれは確かに「ギガベース」です。装甲が厚くて今の時代の武器では全く歯が立ちません。確かに[イオノスⅢ]の遠距離ビーム砲であればかなりのダメージを与えられるでしょうが、あの「ギガベース」は、超小型反応炉を搭載し稼動しています。万一反応炉が暴走したら、『天の国』の大半が壊滅するでしょう。迂闊に破壊することは危険です」
「じゃあ、どうしたらいいの」
「・・・私に考えがあります。今しばらくデータを解析しますので時間をいただけませんか・・」
「うん、判った」
[イオノスⅢ]と超時空通信で繋がったシャインは、[イオノスⅣ]のデータベースにアクセスし、「ギガベース」の詳細データの分析を始めた。
「あれは、、、陸上自走型移動基地RKBⅧ・サブネーム「ギガベース」・」
その時、「ギガベース」の上に生えている針の一本がカッと輝き、一筋の閃光が走った。
閃光の先には、国境警備軍の師団が防御壁を築いていたが、閃光が当たった瞬間、爆音と供に砕け散り、兵士達が吹き飛ばされていった。
「むぅぅ・・なんてことを・・、くそっ」
「早まってはいけません」
突然ケインの頭の中に声が響いてきた。
「?・・シャインさん」
「そうです。・・『地の国』にはやっかいな物が残っていたようだ。」
「ああ、超時空通信ですね。今どこにいるのですか」
「敵を少しでも食い止めようと、ヤーコン殿と一緒に、走鳥にのって王都を出て前線へ向かっています。あれは確かに「ギガベース」です。装甲が厚くて今の時代の武器では全く歯が立ちません。確かに[イオノスⅢ]の遠距離ビーム砲であればかなりのダメージを与えられるでしょうが、あの「ギガベース」は、超小型反応炉を搭載し稼動しています。万一反応炉が暴走したら、『天の国』の大半が壊滅するでしょう。迂闊に破壊することは危険です」
「じゃあ、どうしたらいいの」
「・・・私に考えがあります。今しばらくデータを解析しますので時間をいただけませんか・・」
「うん、判った」
[イオノスⅢ]と超時空通信で繋がったシャインは、[イオノスⅣ]のデータベースにアクセスし、「ギガベース」の詳細データの分析を始めた。