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やれやれ、延々と続くナビの気まぐれな案内には、もううんざりです。
ナビを頼るのはやめて、今後は手元の大きな地図と道路標識を見ながら目的地へ行くことにしました。

しかし案内をやめたからと言って、ナビの問題行動が鳴りをひそめた訳ではありません。
画面の地図表示が「北が上」になったり「進行方向が上」になったり、目まぐるしく変わるのです。
特に何かを操作している訳でもなく、原因はサッパリ分かりません。
まぁ、ナビは無いよりマシくらいに割り切るしかないわね……




さて、そんなナビの不具合もすっかり忘れ、kamokamoは北海道のドライブを楽しんでいました。 洞爺湖と有珠山で火山三昧したあと、高速道路ではなく内陸の230号線を通って、中山峠と定山渓温泉を経由して札幌へ帰ることにしました。



洞爺湖近くの道路で

おや? 前方を走るのは例の「The Windsor Hotel」の送迎バスじゃないかしら。
さすが、送迎バスにも何となく気品が漂っているわね。

洞爺湖の駅でお客を乗せて、これからあの尾根のホテルに向かうのね……
まるで「あたしに付いていらっしゃい」と言っているみたい!
(なんという勝手な解釈)

このバスついて行って、夕日を見ながらホテル・ディナーってのも良いんじゃないかしら。

kamokamoはさっそく、ホテルの送迎バスにくっついて走ることにしました。

ありゃりゃ、細い道に入ったと思ったら寄り道するのね。
なになに、「ウインザー・スノーヴィレッジ」ですって?
あらまぁ、kamokamoも敷地に入ってしまったわ……どうするよ、ここに用事はないのだけれど。

「おいおい、バスが出たぞ」
うわ、待ってちょうだい!

それにしても、こうやってピッタリ後を付けて行くなんて、まるでストーカーじゃないの。
かなり恥ずかしいから、バスを見失わない程度に間を空けて走るわよ。



まぁ、見てよ、いままで雲の中だった羊蹄山が、あんなに奇麗に見えるわ!
高いところから眺める羊蹄山も格別ね。下から見る山とは雰囲気が全然違うじゃないの。
これが「あたしの後を付いていらっしゃい」と言われた気がした理由かもしれない。
いいわね~~、この景色を見ることができただけでも、このホテルまで来て良かったわ。


「ご宿泊でないお客さまですか、お車は外にお願いいたします」
「ご夕食ですか? 本日は予約でいっぱいでございます」


羊蹄山は、あっという間に雲の中に姿を隠してしまいました。
う~~ん、これは「もう帰ったら?」ということかも……
まっ、噺の種ができたし満足満足




The Windsor Hotel を後にし、ひたすら札幌を目指して国道230号線を走ります。


北海道の国道は、道幅も広いしカーブも緩やかで走りやすいのは良いんだけど
山道でも、時速100キロくらいのスピードでカーブを曲がるのはやめてくれないかな。
そんな自殺行為、本州では考えられないわ。

北海道は移動距離が長いから、スピードを出さなければなかなか目的地に到着出来ないことは分かるけど、まぁ交通事故もそれだけ多いんだろうなぁ……




中山峠も近くなり、上り坂が一層きつくなります。

登坂車線に差し掛かると、黒いワンボックスカーが2台、抜きつ抜かれつ登坂車線と追い越し車線の間を右左に目まぐるしく移動しながら、猛烈なスピードで横を走り去ってゆきました。

その直後、左カーブを回ったところ、白い乗用車が中央のガードレールに激突して大破していました。
横には2台のあの黒いワンボックスカーが……

kamokamoは危うくそれらに衝突するところでした。
まさに寸止めという感じで停止しました。

もし、もう少しスピードを出していたら……
止まりきれなくて巻き込まれていたでしょう
ふぅ~~危なかった


しかし、あの白い車の運転手は大丈夫かなぁ……
誰か救急車やパトカーを呼んだかしら……気になります。



たった今事故を目撃したばかりだというのに、他の車は何事も無かったかのように、相変わらず猛スピードで飛ばしてゆきます。

峠を超えると一車線になり、一転してきつい下り坂となりました。
kamokamo は後続車にピッタリ貼付かれ「早く走れ」と煽られます。



対面通行の道路で、見通しの悪い急な下り坂のカーブを時速100キロで走ることを強要されるなんて……
あの事故の恐ろしい光景が繰り返し頭に浮かび、kamokamoは生きた心地がしませんでした。



ハッキリ言って、これは尋常ではないわ……





つづく

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