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台風と地震で揺れに揺れたこの3連休。
被災された方々に、お見舞い申し上げます。


「930hp」「震度6」という文字も、悲しいことに何だか見なれてしまったような……

阪神淡路大震災のときは「震度6」『震度7』など未知の数字で、一体どんな悲劇的破局が起こったのだろうと頭がくらくらした記憶があるわ。それまでは「震度4」も結構稀だったから。ところが1年に何度も震度5が、震度6さえこんなに頻発するようになるとは……


どこかの学者さんが「日本の奇跡的な戦後の復興と高度成長は、地震や災害の少ない安定した時期と重なっていたことも大きく寄与しています。阪神淡路大震災を境に日本は地震の活動期に入りました」と言ってたわね。一体これから日本はどうなるのかしら?


古墳時代、当時の日本人は自分達の威光を後世に残すすべは、地盤の安定した丘を切り崩して成形した(盛り土ではない)巨大前方後円墳であることを経験的に知っていたに違いない。(このあたり、何となくギザのピラミッドと共通したモノの考え方を感じるかも)

その頃日本にやって来た渡来人は「倭人は土饅頭をつくって力を示している」と日本の文化を嘲笑していたようだけれど、自分たちの力を誇示したはずの寺の塔(桜井市の吉備池廃寺(百済大寺)九重の塔)が地震や台風であっというまに倒壊してしまっただろうことは、容易に想像がつくわ。
建物は建てっぱなしというわけにはゆかず、維持管理に結構なお金と手間がかかるから、直しても直しても倒れる塔の再建などバカバカしくなり、とうとう打ち捨てられちゃっただろうな……



自然災害からは多くのダメージを受けるけれど、それに打ち勝つ日本の建築技術が世界に冠たるものになったことは確かで、ある意味では日本の技術は自然災害の賜物だと言えるかもしれない。(逆に外国の工法を日本に持ち込むと大変なことになるから、ナントカの自由化で外国の建設会社に日本の工事を任せるのは、頼むからやめてよね)

また日本人特有の謙譲や忍耐や助け合いの美学も、ある日突然(しかし定期的に)大規模な災害がおそいかかるという環境によってはぐくまれたものだったのかもしれない。
災害が起こるたびに、他国の国民のように手当りしだい食料や金品を強奪したり隣人を襲撃したりしてたら、日本人は今まで命をつないで来ることができなかったと思うのよ。国は疲弊して人口も激減し、ならず者が恐怖で支配する得体の知れない暗闇のような島国になっていたと思うわ。


もし日本が自然災害のない国だったら、日本は今の日本の姿ではなかったかもしれないな……

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