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山中教授のノーベル賞受賞は、現在日本が陥っている閉塞感の中にあって
まるで、黒い雲間から差し込んだ一筋の光のようです。


今醜く政権にしがみつく民主党に、政権交代したとたん自民党時代に約束されたiPS細胞研究予算を3分の1に減らされたけど、(当時のYoutubeはこちら

「国の支援のおかげ」「日本という国がもらったノーベル賞です」

と謝辞を述べた山中さん。

その姿は、kamokamoが十数年前に訪れたアルハンブラ宮殿の、繊細かつ壮麗なモザイク模様を丁寧に刻み込んだ人々と重なりました。

アルハンブラのレリーフは目立つ主題のモチーフばかりでなく、背景の細かい部分にも「神」という文字が刻まれています。

すなわち、
気の遠くなるような作業を行い完成させたイスラムの人々にとって、その作業は

「労働ではなく祈り」

だったのです。

偉業を成し遂げたとき、そのプロジェクトに携わった人たちは、自分の仕事にどれほどの誇りと達成感を感じたことでしょうか。

余談だけど、現在イスラムは過激な思想で敬遠されがちだけど、ヒュパティアの悲劇から魔女狩りガリレオ裁判まで千年にも及ぶ中世キリスト教暗黒時代、古代ギリシャで思索された自然科学や数学はヨーロッパを逃れてイスラム圏に退避し発展しました。ヨーロッパは、かつて自分たちが生み出したにもかかわらず酷い目に遭わせて追い出した「学問」を、イスラムから逆輸入しなければならなかったのです。



山中教授も「難病に苦しむ人のため」「人類の幸福と未来のため」を思いながら、ひたすら研究をつづけてこられました。

山中教授にとって、その長く困難な日々は

「労働ではなく祈り」

だったに違いありません。




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