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コアラの好物ということ以外、これといった関心もなかったユーカリ。

オーストラリアの大火災のニュースを見て、数年前に受講した某大学の特別講義の一節が記憶によみがえりました。


それは………



ユーカリの種が発芽する条件は「火事」である



というものです。




ひょっとすると………と思ってググってみると

ありましたありました。

ユーカリって、やっぱりそうだったのね……


ユーカリが4分の3を占めるオーストラリアの森林は、どうやら元々「炎上」することを運命づけられているようです。



先住民のアボリジニは、このようなユーカリの森の性質をよく理解していて、なんと年に一度適期に火をつけることで森をコントロールしていたそうです(これは驚き!

一方、移住してきた白人は百余年のあいだアボリジニを蹴散らしながら、

おそらく、

自分たちの財産を守るために極力森林火災を起こさないことを考え続けてきたことでしょう。

しかし、長年にわたって大地がユーカリの落ち葉の油分を大量に溜め込んでしまっては……

う~~ん

今回の爆発的な大火は、起こるべくして起こったと言わざるを得ないわね。

豪政府によって禁止されたアボリジニ伝統の野焼きは、大火を防ぐための小火だったのだから。


科学文明の恩恵を受けているはずの白人より、石器時代そのままの生活をしていたアボリジニの方が自然を冷静に分析していて、この厄介な森とつきあう適切な方法を見出していたことに驚いてしまいます。


オーストラリアの乾燥気候に特化したユーカリ。
そのユーカリとず~~~っと生活を共にしてきたアボリジニとオーストラリアの動物たち。

他所に移り住んだ者は、謙虚な気持ちでその土地の人々や動植物から多くを学ばなければ、とんでもない事になっちゃうわね。



余談だけれど

団塊世代の移住ブームで、南西諸島に移り住むことを計画している方も多いでしょう。
そういう方々は、島の人々がどういう所に多く住んでいるか(いないか)よくリサーチすべきだと思います。歴史を少し調べたら、その理由は自ずから分かります。
不動産屋さんは、不都合なことは決して教えてくれません。

ま、これは離島に限らずどこでも同じだけどさ

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