亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

能登演劇堂

2014-07-04 | 旅行記

演劇鑑賞ツアーで「狂言と平家物語」というのがあった。

今人気の野村萬斎の狂言が見れるというので参加した。

さすがに人気者で募集して2日で満席でキャンセル待ちが20名ほどいたという。

上演先は能登演劇場。毎年仲代達也が率いる無名塾の合宿が行われる場所だ。

舞台の奥が観音開きになっていて上演中に開くことが出来るという珍しい劇場。

5年前、「マクベス」という演劇が上演されこの裏庭で仲代達也 が馬に乗って駆けるという見せ場を作った。

夜の公演だったので裏庭をスポットライトで照らし多くのエキストラが木の端くれを持って走り回り馬が広い野を駆け回っているように見せかけるという演出を見せた。その時、私も見に行ったが随分広く感じた。

ところが今度訪れたら観音開きがなく、そのかわり大きな格子の窓に変わっていて、後ろの風景が丸見え、草茫々の狭い庭?だった。

Photo

今日の演劇はこの風景を生かしてするのかな、と思ったら、いざ公演となると黒い幕が左右から出てきてたちまち森が消えた。もし仲代さんが見たら、「せっかくのオレの苦心の作なのになんで使わん」と眉を顰めるかも知れない。

その代り、大きな松の絵が下りてきて、たちまち能舞台と早変わり。

Photo_3

萬斎の「棒縛」という狂言が始まる。さすが人気者だけあってその芝居は群を抜いて上手い。

そのあと、若村麻由子との2人芝居平家物語の「千手」があった。

能で「千手」というのがあるので お能でもやるのかなと半ば期待をしていたが、ただの演劇だった。

若林麻由美の七変化、物凄く綺麗だった。撮影禁止でブログに乗せられないのが残念。

651席が全部埋まっている凄い人気だ。

若林麻由美の華麗な衣装と卓越した野村萬斎の演技に満足して外へ出たら雨だった。

 

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