北陸電力に招待されて能登の志賀原子力発電所に行ってきた。
写真は撮らないで下さい。というのでこれはパンフレットからのコピー。
中に入る時は警備の人が入ってきて持ち物を調べます。
ということで、一寸恐くなったが、簡単に調べるだけだった。
入口では北電の車までチェックされていた。
かつては入口が2ヶ所あるのだけど今工事中なので入口はここだです。
と言うわけで中々入れてくれません。
「発電所の色は何色でしたか?」ガイドさんの問いに誰も答えられません。
今見てきたばかりなのに・・・・。
ツアーに出かけるときガイドさんによく言われる。「このバスは何色でしたか。」
「・・・・・・」。
「このバスは〇〇色です。確り覚えていて下さいね。間違えて違うバスに乗らないようにね」。
観光地に行っても、何を見たのか、何処へ行ったのか覚えていないのではお金を捨てに行くようなものだ。
そこで私は必ずカメラを持っていく。ただ記念写真を撮る為ではないのだ。
写真は正直だ。嘘はつかない。
「旅行にはカメラを持っていくものではないよ。持って行くとカメラに頼ってしまい人は記憶しようとしないから」と、いつかの新聞に載っていた。
確かにそうかも知れない。でも私はそれ以前の問題だ。
神社へ行ってもそこに狛犬があったかどうか覚えていない。ましてその狛犬が口を開けていたかどうかなんて覚えているわけがない。そこで何度も行ったり来たり・・・。
そんな私は写真を撮ってはいけないと言われると、お手上げなのだ。
日本の国には資源がない。我が国で使っているエネルギーの大半は外国からの石油やガスなどの化石燃料を外国からの輸入に頼っている。その化石燃料もいずれなくなってしまいます。それでどうしてもエネルギーを原子力に頼らざる終えないのです。原子力はCO2を出しません。ですから地球温暖化に繋がらないのです。
何処でも聞かれる言い訳です。
でも考えてみよう。
地球は太陽から貰った熱エネルギーと地球から宇宙に発散される放射熱によるバランスで地球上の温度が保たれているのです。けっしてCO2だけで温暖化しているのではない。
福島の原子力発電所は運転していなくても大量の熱を発生しています。
原子力は地球温暖化とは無関係ではないのだ。
我々は温暖化の原因をCO2に押し付けているのではないか。そんなことを思っていたら将来大変な事のなるのでは。
志賀太陽光発電所
北陸電力では自然エネルギーの開発事業にも力を入れている。
ここは、原発のすぐ近くにある「志賀太陽熱発電所」。
太陽光パネル4,815枚、出力1,000kW。年間100万kW(一般家庭約250軒分の年間使用量に相当)。
風力発電(奥に写っている風車、羽根の直径が95m)
発電出力 21,600kW(2,400kW×9基)
定格発電電力量 約4,100万kW/年(一般家庭約11,000軒分の年間使用量に相当。
残念ながら横向きだ。北陸電力の物かどうかは分らない。
とにかくここは右を見ても左を見ても風車だらけ、一体全体でどれだけあるのだろうか。
これは今ツアーの昼食会場で撮ったもの。
何を食べてかって絶対覚えておれないので、パチリ。
空になった。さてどの器に何が入っていたかはさっぱり覚えていない。
やはり、私は写真に頼るより仕方がないのだ。
クリーンエネルギーといっても太陽から貰う自然エネルギーは全体の数パーセントでしかない。
これから、地球上の限られたエネルギーを有効に使うには私たちの生活を根本的に考え直さねばならないのでは、アベノミックスなんて言っても景気が良くなればどうしてもエネルギーを使うことになる。そんなものは直ぐ腰が折れて元に戻ってしまうような気がする。どっかからエネルギーが大量に降って来ない限りは。
経済成長に期待しないで生きられる社会を真剣に考えて行く必要があるのでは。アベノ何とかに踊らされていてはダメですよ。