亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

「商人龍馬」を読んで思う

2010-03-31 | 読書

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花といえば桜、でもこれは桜ではなさそう。

開花予報4月1日。でも、まだ蕾は堅いよう。

金沢市二俣町で首なし遺体が放置されていたトランクの中から発見。年齢は20代~30代の女性、死後2週間~2ヶ月経過。同じ紙面に、南砺・城端ダム沿いの市道で燃えた車の中で黒焦げの3遺体発見金沢市の60代夫婦と娘か。
このところ毎日のように載っている殺人事件、自殺。
ひとごとのように見ていたが、さすが近くでこんな事件が起きると気味が悪い。
昨日の最低気温は氷点下0.9℃だったらしい。桜が咲くころだというのになんということ。
高峰譲吉の自伝「さくらさくら」の映画も上映されている。
北国新聞の制作なので、毎日盛んに宣伝している。
その内見に行かねばならぬだろう。
古本屋から「商人龍馬」と言う本を買ってきた。
一度読み出すと、最後まで読まないと止まらない性格なので、一週間かかって夢中になって読み干した。難しい内容なのでどうしても時間がかかる。
幕末は人を殺すは当たり前のようになっていたようだ。
そのような時代に体を張って生き抜くことは並大抵の事ではない。
正義より駆け引きが重要で、土佐藩に忠誠を誓っていた、土佐勤王党の志士武市半平太も藩のご都合で腹を切らされた。
都合よく使われ、いらなくなったら簡単に捨てられる時代だった。
徳川慶喜はNHKの大河ドラマにもなったが、この小説ではあまり利口な人物ではなかったらしい。
幕末で活躍した人たちは、駆け引きに勝ったから良かったものの敗者になっていたらとんでもない悪党、やくざの様な存在で決して立派な人間ではなかったようなきがする。
勝ては官軍負ければ賊軍。
大変な時代だったようだ。

コメント (1)
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