先生はまだ風邪気味でよく治っていないそうです。
大和のの雪路で山伏たちは一人の女に出会う。女は自分の庵に案内し、しもとを焚いてもてなし、祈祷を願う。女は葛城の女神であった。を架けよとの役の行者の命令を果たせなかったために(醜い容貌を恥じ夜にしか仕事をしなかった)葛城で身を縛られの苦しみのあることを告げて姿を消す。山伏の勤行に現れた女神は、縛めの様を示し、葛城の高天の原で、天岩戸のを、白一色の世界の中で舞う。やがて、舞終えるた女神は岩戸の中に入って行く。ーNETより。
分からない単語は手元の電子辞書で調べてみました。
羽黒山 山形県羽黒町にある山。出羽三山の一つで標高414m。平坦な山頂にある出羽三山神社は、古来羽黒山三伏で知られる修験道場。
五障 女人が持っている5種の障礙(しょうげ)、すなわち梵天王・帝釈天・魔王・転輪聖王・仏身となり得ないこと。
五衰 欲界の天人が命尽きんとする時に示す5種の衰亡の相。般若経によると、衣服垢穢・頭上華萎・身体臭穢・脇下汗流・不楽本座の5相。
里女は女神でした。
役の行者は約束の果たせなかった、女神を蔦で覆われた岩屋に閉じ込めてしまいました。
役行者(修験者)とはそんな偉い身分なのでしょうか。
先生の持っている本は上の細かい説明の部分が真っ白で何も書いてありません。
「高い音は胸を広げて謡うと出すと出る」と言われたそうです。
お腹から声を出す音は高い音も低い音もみんな同時に出すということです。
従って高い音を出せと言われても困ります。
私は高い音、低い音を使い分けているつもりです。
でもそれはお腹から声を出していないから出来るんですね。
謡曲らしい声というのは全身を使って出すそうです。
そうすると、少々下手くそに謡っていても上手く謡っているように聞こえます。
それをしないと上手下手が目立ってしまい謡曲らしく聞こえません。
だけどお腹から声を出すッということはすごく難しいことなのです。
謡曲の本には大雑把な記号しか入っていないので謡い方がよく分かりません。
先生の謡いを真似るだけです。
近くの幼稚園で素晴らしい枝ぶりの松の木を見ました。
リンゴ吊です。