亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

コンビニで買った本で学んだ。

2022-12-29 | 社会・経済
先日、コンビニで「地政学の本」という本を見つけて990円で買ってきた。
最初、コンビニで売られてる本だから大したことないと思って見出しだけ見てつらつら読み、やはり大したことないと思っていた。でも違っていた。最初から読んでみてはじめてよく纏まった本だと感心しました。世界の動きが実にうまく纏められている。本は最初から読まなければ本当の意味での価値が分からない。ということがよくわかった。本は頭から読むようにできているのだ。
年をとると記憶力がなくなって、昨日得た知識も今日もう無くなっている。
ネットを見ていると世界のニュースが手に取るように分かるが、すぐ頭から消えてしまい中々身に付かない。最近は世界地図が離せない。ネットに出てくる地名がどこにあるかさっぱり思い出せない。ニュースを頭に叩き込もうと思っても、その場所が分からないと記憶の扉を開けない、どこにしまっていいのか見当がつかない。
そんな時、この本は実に役に立つ。
 現在行われているロシアとウクライナの戦争のことも一目で理解できるように図解を使ってうまく纏められている。

「図解 いちばんやさしい地政学の本」より


今まではプーチンは悪くてゼレンスキーが正しいと思っていた。この本を読んでみて、プーチンの言い分にも一理あるような気がして来た。
 ウクライナにはロシア人が多く住んでいる。それを保護してやるのもプーチンの仕事なのである。ソ連崩壊時に国の線引きをするのにウクライナに残るロシア人のことをよく考えていなかった。国が分かれてもウクライナはロシアの味方、仲間なのである。ということで安易に国境線引きをしてしまった。それが、いざ蓋を開けてみるとそうはいかなかった。慌てたプーチンはそれでは東部だけでもなんとかならないかと、ウクライナと相談したが上手くいかなかった。怒ったプーチンはついに堪忍袋の緒が切れて戦争を始めてしまったのだ。それが現在の結果なのである。
どんな理由があるにせよ、戦争は初めに仕掛けた方が負けなのである。太平洋戦争も日本が最初に仕掛けたため、今まで味方だった国がどんどん離れていった。結局それが原因で日本が負けてしまったのだ。戦争は一度始めてしまうと途中でやめることができない。最後まで戦わなければいけない。マッカーサは天皇陛下が敗戦宣言をしても、当分の間内戦が続くだろうと予測した。ところが、それがなかった、天皇陛下の威厳がいかに大きいかをアメリカさんが知った。ロシアにそれがあるだろうか。


コメント (1)
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