亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

観光ブームも有難迷惑

2015-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

今年は新幹線に開け、新幹線でくれた。

新幹線が来てもお客さんが来てくれるかと心配したのか北陸の関係者は必死でピーアールに駆けずり回った。

それが効きすぎたのか、予想外の人気でどこも大繁盛。だが、その割にお客さんはお金を落していってくれないとか。

それに、あまり気にしていなかった、観光客のマナーの悪さに手を焼いているとか。

東の茶屋街

東の茶屋街は大変な混雑しているようだ。全国どこにでもある風景だと思うが、観光地として全国紙などで話題になると途端に押した押したと人が行くようになる。その価値が分かる人ならいいが、人がいいと言うから一度は行って見るかという観光客も多いのでは。そういう場合いにはブームが済むとお客さんが来なくなる。そうならないかと、需要がありながら投資をためらっている業者が多い。

あまりの多さに都会の観光地のようになってしまい、金沢らしさがなくなったと嘆く人もいるとか。

金沢は観光地が中心地に集まっているので歩いて観光と言う人が多く、歩道いっぱいに広がって歩くので迷惑がられている。

上の写真は2年ほど前の東の茶屋街。大名行列はここで編成されたという。そのためここの通りは真っ直ぐになっている。

昔は女郎屋と言われあまり聞こえのいい町ではないかった。その為に加賀藩は何度も禁止令を出している。

上級武士や文化人が遊興する上品な場所ばかりではなかったようだ。

川を挟んで、主計町と言う所があり、そこでは明治の文豪泉鏡花、徳田秋声、室生犀星などが良く遊び、多くの小説が生まれている。

五木寛之もお世話になっていると言う。

金沢駅にはもてなしドームがあり、兼六園のすぐ下には大きな21世紀美術館がある。何とも贅沢なこんな物が必要なのかと疑問に思ったがそれが意外に人気があるとか。

21世紀美術館に行くと若い人が大勢戯れていて大都会の施設にいるのかと錯覚する。

映画釣りバカにに出て来た時はとても金沢で撮影したとは思えなかった。

新鮮と言えば今年片町に「片町きらら」という新しい建物が出来た。その下で歩く人を見るとまるで未来からきた人に見えるから不思議。

あまりにも斬新なデザインで、周辺の建物がバカにみすぼらしく見える。

中心部から県庁が消えたことから片町はすっかり寂しくなった。その分新しい商業施設で補おうとの狙いだったようで。

賑わいは戻ってきていると報道されていたが、実感がわかない。

路線バスで「片町」で一人も乗り降りしない日もある。昔は片町の停留所ではぞろぞろ乗客が乗り降りしたのに・・・

今日は大みそかだと言う。月の最終日を昔「みそか」と呼んだ。今年最後のみそかだから大の字が付く。

恒例のNHK紅白歌戦。年々人気が薄れているとのこと。今年のメンバーを見てもまるでナツメロ大会。新鮮味がない。もう来年は紅白も終わりだなと思う。

もちろん私はここ何年も見ていない。

そして、除夜の鐘。百八つの煩悩を払うとか、その煩悩とやらがどうも私には理解できない。

そして来年はどんな年になるか。

今年は地球温暖化とやらでとうとうスキー場の営業は出来なかった。

来年は良い年になりますように、今年同様に「亀の川登」を宜しく。

 

コメント (1)
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