亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

砂防ダム

2018-07-17 | 日記・エッセイ・コラム

もうすぐお盆なので墓の様子を見に行く。この前手入れしたばかりなのにもう草茫々になっている。夏草の成長の速さには悩まされる。

墓地の上流で昨年砂防工事が行われた。こんな所にこんな立派な工事をする必要があるのですかと尋ねると、何しろお役所だからと返事が返ってきた。

去年はとりあえず片方だけ、来年はこの反対側をするんだよ。とのことだったので、ちょっと足を伸ばして見た。

立派な砂防ダムが出来ていた。まだ、工事が終わっていないらしく、何台かの重機が残されていた。

ろくな川が流れている訳ではない、こんな山の斜面に本当にこんな巨大物が必要なのだろうか。

大雨が降ると水も出るが、大量の土砂も流れてくる。ダムで水をせき止めても土砂が流れると途中で堤を造る。自然の物なのでその上に豪雨が降り続くと天然の池は簡単に決壊する。それが恐いのだ。溜っていた水が一度の押しだされ、下流の民家を一気に飲み込む。

それを防ぐのが砂防ダム。中途半端なものはすぐ壊れてしまうので、これだけ頑丈なものが必要なのだという。砂防ダムとは水をせき止めるのではなく土砂をせき止めるのだ。

本当に必要なの?

それにしてもこんな立派なものが必要なのか、もっとシンプルなデザインでいいのでは。と思う。

土建会社を儲けさすための工事ではないか。

今度の西日本豪雨では多くの犠牲者を出した。特に広島、岡山、愛媛が大変だったらしい。

14府県で222人の死者をだしたとか。

災害対策を立てていなかったのか。

いや、予想を遥かに超える大雨が降ったのだ。

わが県では、200年に一度大災害が起きるという、前回の大災害から200年たっているのでそろそろ起きても不思議ではないと先日の新聞に載っていた。

他人ごとではない。

 

我がラジオ体操グループの中に突然少年が飛び込んできた。

昆虫採集である。「収穫あったかい」と近寄ると大きな虫かごの中に8匹の大きなクワガタがいた。

大収穫である。僅か数十分の間である。

 

 

 

 

コメント (2)
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