秋芳台
秋芳台展望台から撮影しました。石灰岩がいっぱい顔を出している。
ここは東秋芳台と言って野焼きをするので木がなくカルスト台地が一望できる。
これに対して西秋吉台は野焼きをしないので木が覆い茂っていて石灰岩は見えない。
私たちはここから地下に潜って行った。
鍾乳洞は空から降ってくる雨が空気中に含まれる炭酸ガスや酸化物を拾ってきて酸化水となり、地上の石灰岩を溶かして割れ目から地下へ石灰を含んだ水が浸透していき、地下水と共に外へ流出して、洞穴を作った。その洞穴を鍾乳洞と呼ぶ。
鍾乳洞は何万年もかけてどんどん大きくなっていく。
洞穴の天井からツララのように下がっているのを鍾乳石といい。地上から竹の子のように伸びているのを石筍と言う。上下が繋がると石柱と言う。
上の写真はもともと上下が繋がっていた石柱だったが、地盤変動により上下にずれが生じ、真ん中で折れてしまった。再び上下が繋がるには2,3百年はかかるだろうと言われている。
鍾乳石
天井から一杯ツララが下がっている。
天井から染み出てくる石灰を含んだ酸性の地下水は空気に晒されると方解石として晶出(水と石灰分が分離する)。水分は下に落ち、石灰分は天井から釣り下がったツララにまとわりつき鍾乳石はどんどん大きくなっていく。
抜けきれなかった石灰分は地上に積み重なって石筍となる。
天井の洞穴
酸性の地下水は鍾乳石や石筍を作るだけではなく、天井もどんどん溶かしていく。
百枚皿
これが見たくて秋芳洞に来た。
黄金柱
秋芳洞の一番の見物。素晴らしい石柱にお目にかかった。
秋芳台出口(入口)
ここは下の入り口です。
この前にはずらりとお土産屋さんが並んでいる。
「売っているのは石ばかりだから買わないでください。」良くないガイドさんです。
だってバスの駐車場が遠いので、お客様がはぐれたら困ります。
降りたところと違う場所にバスが止まっているから・・・
デジカメを孫に持っていかれたので、携帯電話のカメラでとった。
最近の携帯も進歩したもんで、デジカメで撮影したのと大して変わらない。
秋芳洞は全長が8㎞ありその内見学できるのはたったのⅠ㎞足らず。
水に浸かっている部分が3.5㎞あり、潜って行って亡くなった人もいると言う。
洞窟は以前はもっと明るかったそうだ。それが昨年の東日本大災害以後節電が叫ばれるようになって、照明をLEDに変えたそうだ。