亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

母の月命日

2017-12-29 | 日記

今年もあと2日になった。年末の納めの墓参りに行く。束の間の晴れ間。「日本海がきれいに見えるね」と家内が言う。

どんよりした曇り空、日本海が綺麗だというほどもないのだけど。たまにしか来ない家内にはそう映ったのだろう。

「新幹線も綺麗に見えるよ」

「新幹線は金沢駅までだよ。見える訳ないだろう」と家内が言う。

「白山車両所に行く『かがやき』ががみえるんだよ」というと。

「新幹線?そんな物関係がない。新幹線に乗れるならいざ知らず。見ているだけなんて意味がない」と全く解せず。

遠くのそれはそれは見事に一直線の綺麗な新幹線の軌道が見える。

ここは田舎。と言っても今は立派な町だけど。大きな墓地に大きな墓が何基も立ち並ぶ贅沢場所。核家族化に宗教に関心のない若い人がどんどん増えている。この墓地もその内無縁仏になって見捨てられるのも、もうすぐそこまで来ている。これから死ぬ人はどうなるのだろうか、誰が面倒を見るのか。我が町の墓地も無縁仏が増えている。「持ち主の方は町会まで申し出てください」という立札がもう10年以上立っている。 

御先祖様は可愛そう。

コメント (2)
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