日本の伝統工芸の有田焼で作られた大型万華鏡をご紹介いたします。日本を代表する万華鏡作家、山見浩司さんが積極的に協力し、有田の大手窯元の香蘭社や源右衛門窯、佐賀ダンボール商会などが立ち上げたプロジェクトの結果、生まれてきたコラボレーションの作品です。地盤沈下が進む有田焼の業界を活気づけるきっかけとなったという意味でも、大変注目を浴びました。陶磁器で精密なサイズの筒を作ることの困難さを乗り越え、有田焼ならではの美しさを生かした万華鏡は、万華鏡が工芸品として一歩進んで作られているアメリカでも類を見ない、日本の伝統工芸ならではの作風を上手に表現しています。手描きの模様、色付けなどしたものは有田焼の高級品としてそれなりの価格はしますが、とても魅力的です。そしてその外観の印象を裏切らない、ガラスの透明感のある美しい内部映像が見る人の心を惹きつけます。作品の種類も、手持ち型の万華鏡(オイル・ドライ両タイプ)、テレイドスコープ、そしてペンダントタイプなど数も増え、このような大型の床置き型の万華鏡も作られるようになりました。立ったまま覗ける高さがあります。白地に手まりの模様が可愛らしく、清楚な感じですね。2枚のステンドガラスのホイールを回転させて、映像の変化を楽しみます。台座や支柱ののデザイン、全体の姿もバランスが取れて美しいと思います。昨年のザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティのコンベンションでも発表され、高い評価を受けました。このような作品を美術館やホテルなど公共的な場に展示して、多くの人に見てもらいたいというのが、有田の職人さんと山見さんの願いだそうです。
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