青い光りに満ちた万華鏡。 ノーベル賞で話題になった青色LEDですが、この作品展でも、青く浮かび上がる5点の作品が目を惹いています。 桐林恭子さん・亨さんご夫妻の万華鏡です。 アクリルを素材とし、斬新なデザインで数年にわたって作り上げてきた作品が並び、その現代的でクールな世界を見せています。
今年発表なさった最新作は右端にあります。 アクリルの透明性がデザインに生かされ、青い光が美しさを添える素敵な作品ですね。
この万華鏡は上から覗きます。 台座にあるノブを回すと映像が変化します。 とても角度の狭い二等辺三角形に組んだミラーシステムからは、青く輝く細い糸で織り込まれたような美しい映像が生み出されます。
照明を内蔵する作品が増えて来ましたが、これもLEDが普及したことで、使い方にも幅が出て来ました。 ブリュースター卿の発明した万華鏡の時代にはなかった素材、技術を取り入れた現代万華鏡の新しいスタイルです。
手にとって覗くタイプの作品も並びました。 アクリルの素材にレースや表情のある紙などを組み合わせて、いろいろなシリーズの作品があります。 比較的軽いので、どなたにもお薦めできる万華鏡です。
映像は外の雰囲気に合わせて、とても美しく表現されています。 それぞれに違った色合い、素材の組み合わせがあり、じっくり探すときっと相性の良い作品に巡り合えることでしょう。
この作品展は18日まで開催しています。 独自の作風を持つ4人のグループ展ですので、楽しみも4倍です。
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