万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

「立体万華鏡・角敏郎の世界」展から

2008-02-07 22:11:02 | 万華鏡ブログ
金属を素材として個性的な万華鏡を造形する作家、角敏郎さんの個展が2月4日から15日まで、東京・銀座の「ギャルリー・ヴィヴァン」で開かれています。アルミや真鍮という無機質な材質を通して、光が生み出す生き生きとした暖かさにほっとしたり、奥深い色合いに吸込まれそうになったりで、澄ました顔つきで並んでいる万華鏡たちが、よく眺め、覗いてみると、それぞれ個性のある面々だということがわかって、楽しい気分になります。
この作品は「NIKE」というタイトルの新作です。「サモトラケのニケ」のイメージで創られたと角さんに伺って、私の頭の中にも翼を広げた彫刻のイメージが浮かび、なるほど!と思いました。 2つの筒を持ち、それぞれ2ミラー、3ミラーの映像を見せる万華鏡を角さんはよく創られ、今回の個展でも「マザー」「ファーザー」という人間みたいな作品もありますが、その向きが変わると、翼を持つ女神になるなんて、面白いし、独創的ですね。
写真にはあまり写っていませんが、オブジェクトセルはオイルタイプで、グリセリンの中にガラスのオブジェクトが浮かびます。内側からライトが当たるようになっています。
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