このブログでも何度か話題にしていますが、ザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーという万華鏡の国際的組織があります。 万華鏡の作家、コレクター、販売店、ギャラリーの人たちが所属する組織ですが、難しい基準があるわけでなく、万華鏡の好きな人ならだれでも、会費を払って会員になれます。
200年前に発明され、ヨーロッパで大ブームとなったものの、その後はすたれていた万華鏡を、1970年ごろ、クラフトとしてよみがえらせたのがアメリカの工芸運動の流れでした。 そして生まれてきた万華鏡作品や万華鏡作家を見つけ出し、万華鏡の本を出版、世界初の万華鏡展を組織したのが、「万華鏡の母」と呼ばれるコージー・ベーカーさんでした。その時に集まった作家たち、コレクターの人、そしてショップオーナーのネットワークが、ベーカーさんのもと、ザ・ブリュースター・ソサエティーとして発展し、「万華鏡ルネッサンス」を支えてきたのです。その大きなうねりが約10年後に日本にも届きました。最初は昔ながらの万華鏡しか知らなかった日本の人々は、新しいスタイルの万華鏡に驚き、感動し、自分たちでも創ろうという人たちも現れました。今ではアメリカに次いでたくさんの作家さんが活動しています。
そのザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーの第20回目のコンベンションが6月11日から13日まで、アメリカ・カリフォルニア州サンタクララで開催されます。3年ぶりの開催です。新作の発表はみんなの注目の的。そして、これからの万華鏡界の発展のために、皆で集まって、意見の交換なども予定されてます。
万華鏡を覗いた時、思わず出る歓声・・・英語ではWOW!です。そしてこの言葉があちこちで聞こえるこのコンベンションの会場では、国境や言葉の壁を越えて、万華鏡を覗く楽しみを共有します。
このコンベンションは作家さんと直接話をできる貴重な機会でもあります。 このブログをご覧になっている万華鏡ファンの方で、作家さんへの質問やメッセージがありましたら、どうぞお知らせくださいね。 向こうでお伝えできればと思います。日本でこんな風に楽しまれているというメッセージは、作家さんにも大きなエールになるんです。
メールアドレスはinfo@kaleidoscopes.jp です。もちろん日本語でOKです。
これは美しい色合いのマーブル(ガラス球)を見ています。
いろいろな色を閉じ込めた美しいガラス球はデヴィッド・ローゼンフェルトさんの作品で、マーブルスコープの作家さんは香川亮さんです。
ガラスマーブルはそれだけで飾っておいても丸くてきれいなところが気に入っています。