京都で開かれた万華鏡世界大会で新作発表をした作家さん15人の作品展が、流山市の万華鏡ギャラリー「見世蔵」で開催中です。世界大会のために意匠を凝らして制作されたものばかりで、大変見ごたえのある作品展になっています。
今日はその中から松田晃江さんの「ジャポニカ」をご紹介します。 名前の由来は白いモダンなタイルです。
どれも伝統的な和のデザインが施されていて、これを生かした万華鏡を創ろうと考えたそうです。全体の丸い形も可愛らしいですね。 この写真では写っていませんが。台座部分は月を掲げるうさぎのデザインになっています。
松田さんの作品はどれも繊細な映像が素敵です。和のイメージで選んだガラスオブジェクトは透明感があり、オブジェクトセルを回すたびに重なりの表情が変わりますが、これは白い背景だからこそ美しく映えるのですね。
白い背景というのは、和紙を使っているからです。光を通しながら、後ろの景色は映り込まないので、すっきりとした見え方です。二つのミラーシステム(2ミラーと3ミラー)が組み込まれています。
外観は白と黒でまとめた和モダンのパーラースタイル、中を覗くと優しく繊細なガラス色が展開して目を楽しませてくれます。
この作品展は7月9日まで流山市の万華鏡ギャラリー見世蔵で開催中です。
10時~17時 月、火休館 電話 04-7190-5100
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