フレンドシップ・カレイドスコープって何でしょう? フレンドシップ・キルトがあるなら、万華鏡でもということで、中里保子さんが教室の皆さんと協力して創り上げた作品です。
キルトの場合は、それぞれが創り上げた小さめなサイズのキルトをつなぎ合わせて大きな作品にします。
このフレンドシップ・カレイドスコープでは、生徒さんひとりひとりが創ったオブジェクトホイールを使い、中里さんが大きな作品に仕上げています。
中里さんは2005年からご自身のスタジオで万華鏡教室をしていらっしゃいます。
教室に通った年月も製作の経験も異なる人たちが、自分なりの想いをこめて製作した個性あふれるホイールが24枚集まりました。
星型の台座は5ミリのアクリル板を4枚重ね、アイアンの枠をつけています。全体を組み立てる部品のために、アイアン作家さんの工房にも通っての共同作業です。
マグネットを使ってホイールは着脱可能です。
大きなカレイドスコープには3種類のミラーシステムが組み込まれ、先端にあるメリーゴーランドのような大きなホイールを回転させて、映像を楽しみます。
2本のテレイドスコープからもまた違った景色が楽しめます。
このようにまとめあげるのも大変なことだと思いますが、できた作品には、中里さんと生徒さん達の絆が感じられ、関わった人たちにとっては、ことさら嬉しいことだと思います。拝見する人たちにもきっとその思いが届くことでしょう。
この作品は9月30日まで京都万華鏡ミュージアムで開催中の「中里保子とGlass Stationの仲間たち展」で展示中です。
10月6日から18日までは中里さんの地元、流山市の「杜のアトリエ黎明」で開催予定の「第二回華麗なる万華鏡展」で展示されます。
教室展が終わったら、展示会や福祉施設、学校などでたくさんの方に見て楽しんでいただきたいと中里さんは願っています。
「元気のアプリ」と言う番組の取材もあったそうで、テレビでご覧になることもできそうです。日本テレビ 毎週火曜日 21:54~22:00。 放送日はまだ決定していませんが、10月末~11月初め頃と伺っています。
私も製作途中で見せていただいたものの、まだ完成した作品を見ていません。流山で拝見する予定ですが、とても楽しみにしています。またその時にご紹介できればと思います。
それにしてもフレンドシップ・カレイドスコープっていいですね。