今日は石田千花子さんのユニークな万華鏡をご紹介します。
この丸い球体はPaper Moonというタイトル。 黒い空にぽっかりと浮かぶ月みたいですね。
直径1cmほどの小さな覗き穴があって覗くとちょっとびっくりするこんな映像が見えます。
この作品は片手でちょうどつかめるくらいの大きさですが、同じ形状で、ずっと大型の作品を、石田さんは2010年のザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンションで発表し、注目を集めました。
特殊な樹脂の塗料を塗ってあるようで、紙とはいえしっかりとしており、暗い中でもボーッと光るのが意表をつく万華鏡です。
もう1点丸さが可愛らしいペンダントです。 Flask といいます。理科の実験でおなじみのフラスコの形です。
中に入っているのは?
きらきら色を変えて光る、透明なホログラム素材とガラスの粒。
ミラーはないけれど、ガラスの筒がサークルミラーになってホログラムシートが色や輝きを変えるのをぐるぐると映し出します。
金属のスマートなデザインの万華鏡だけでなく、紙やガラスを使って、違った映像世界を見せてくれる石田千花子さんです。