鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

節分お化け。

2010-02-03 | 日々のこと。
今日は節分。
冬と春の境界の日です。
この日には方位神が位置をかえるため、
その隙をついて魔がはいりこむとして、
豆を撒き、鬼を払いました。

花街ではこの時季「節分お化け」という慣わしがあります。
金沢でも西茶屋街の芸妓さんが、
江戸時代から続く老舗料亭「鍔甚」さんで、
男装をしたり、日頃と違った流派の踊りをされたようです。
このようにお化け、仮装するのは、
いつもと異なる他の姿に形を変え、
鬼をやり過ごすのだとか。

得たいの知れないものから身を守るため、
昔の人はいろいろと知恵をしぼったのですね~。