第二章:1969年:京都新聞北山橋東詰販売所 とっちゃんの宵山 ⑨ 2010年11月29日 | 日記 何度か、仕事終わりにみんなで銭湯、というパターンに持ち込もうとしたが、失敗した。銭湯に行くにしても、銭湯から帰るにしても、誰かを待つことになるのではないか、というのがとっちゃんが嫌がった理由だった。僕たちの“おっさん”への好奇心は気取られることはなかった。 僕たちは準備をした。大沢さんの部屋にタオルと着替えを用意。日頃の会話に、それとなく「今度一緒に銭湯に行かへんか~~? . . . 本文を読む