晴れ
●夕方、丸善へ。癌の夫の最期を在宅で看取った看護師で、夫の死後出家して尼僧となった人の『死にゆく人に寄りそって』と言う本が目に入って立ち読み。それほど厚い本ではないので終わりまで読んだ。ちょっと真に迫った。
死にゆく人にはすることもなくなるので、ただ一緒にいることしかできないので、それが大事だと言う。たしかに。「眠るように死ぬ」「やすらかに死ぬ」と言うことが、死の際のきわに医学的(科学的)にあるのだろうかと思わざるを得ない。
●俳句日記を読んでくださっている圭泉さんからお悔やみの電話。圭泉さんはどうされているかしら、ご主人はまだお元気かしらと、ときどき気になっていた。ご夫婦でお元気でおられてよかった。
俳句日記をどなたが読んでくださっているかわからないのだけれど、なにかの折に読者を名乗ってくれて、それは有り難いことながら冷や汗もの。文学をするものの端くれなら、鴎外の言うように腸をえぐり出して書かねばならないのだろうが、そのあたりは、おっかなびっくりのおよびごしになっている。
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