晴れ
寒晴にきな粉香ばしくも零る 正子
寒菊の黄色心の色としぬ 正子
午後からは日陰る窓に春隣 正子
●朝の室温15℃を切っているが、それほど寒くない。ベランダに出ると暖かいと言っていいほどの日差し。
●花冠2月号、モーツアルトバイオリン協奏曲3番を聞ぎながら編集。2020年の敬二さんの句に、「蚕豆むくシューベルトを聞きながら」があった。シューベルトと蚕豆の季節。敬二さんはこのころ楽しかったのだ。
15人の雑詠をどう並べるかは、難しい。忖度なく並べるには、正子の雑詠を末尾に置くしかないか、など。たいして仕事が進んでいないのに、疲労感半端ない。
●先おととい、病院に行ったついでに郵便局のATMに並んだが、手間取る人が前にいて、見ることもない警察の指名手配者の写真を眺めていた。桐島という黒ぶちメガネの犯人の顔が一番よくわかる。その印象も強く残っている今日、それが虫の知らせではないにしろ、彼が鎌倉市の病院に末期癌で入院し、本人を名乗っている、と言うニュースにはっとした。50年経っての逮捕になるらしい。広島県の神辺町の出身で、テロ事件を起こしたのは20歳。逃走前に実家の父親に電話をしてきたとか。そんな情報もあった。
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