俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月8日(水)

2020-04-08 15:57:18 | 日記

晴れ。

散りはじむ花の中なる空無数    正子
たんぽぽのどこに咲いても黄を強む 正子
満天星の咲き満ち花のかるがると  正子
花蘇芳空の水色大切に       正子
花蘇芳桜海棠一堂に        正子
煙りたる緑みどりに山桜      正子
畳屋にガラス戸透明迎春花     正子

●金蔵寺に名木の銀木犀があって、今、黒い実が生っている。オリーブの熟れた実のような濃い紫色。細やかな白い花に、こんな大きい実が付くのが信じられない。

●外出もままならないので、澤田ふじ子の時代小説をブックオフで買って来て、今5冊目を読んでいる。結構読ませる。茶道、書画に詳しい。古い京都の街の様子、京都の近国藩の様子など思ってもみなかったことが書かれている。小説の舞台は主に京都。今読んでいるのは天明の大火の時の話、『霧の罠』。澤田ふじ子の本は、一昨年信之先生が井田病院に入院したとき、病院の図書にあったので、たまたま選んで読んだ。それきり忘れていたが、今回もたまたまブックオフで手にした。手にして、この作家前に読んだかもと思った次第。5冊のなかで、ファンタジーがあるのは、「宗旦狐」だった。筆が速い印象がする。

●ネットに侵入する詐欺が流行っている。手口は、どの詐欺でもまず、信用させることから始めるとのこと。詐欺が気になって思いめぐらすことがある。もう少しで読み終わる『Camino Island』。数学の望月博士が学んだ、有名なプリンストン大学の図書館からフィッジェラルドの原稿を盗む話。フィクションだが、インターネットを駆使し、防犯カメラをかいくぐり、IDを詐称したり、知能犯である。これら犯人はインテリ。ネット侵入する詐欺師も多分、ネットにたけ、語学が堪能で、インテリではないかと思う。相手に少々は教養ある話を合わせる。
恐ろしや。

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