俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月27日(月)

2021-09-27 06:47:57 | 日記
晴れ

●朝は5時前、起きるとすぐにベランダに出る。朝の空気と鉢植えの植物を見て、庭に出た気分を味わう。庭のある家に住んだときは、起きるとすぐ庭に出て、庭を歩いた。100坪余りの土地にいろんな植木や植物を植えていたから庭の仕事はいくらでもあったが、まず歩いた。今朝は本当に冷え冷えとした朝で、9月とは思えない。10年も前にイギリスに行ったとき、9月だったが、ウィンダミア湖を船でゆくと、真冬のような寒さだった。薄手のコートとマフラーでは寒すぎた。フランクフルトに行った時も7月だというのに、朝はカーディガンが欲しかった。ベルリンの夏の空高くから降る霧雨は、わびしくて、人さらいがきそうで、子どもたちを思わずわが身に引き寄せた記憶がある。今更のようにヨーロッパの夏から初秋を思う。

●玄関に積んである世界文学全集。孫がその数を数えて遊ぶだけのものになっていたが、ちょっと一番上にある本をとると、トルストイ。開けると「クロイチェル・ソナタ」が目に付く。いつか読んだような気もしたが内容は覚えていない。途中まで読んで、止めた。そういえば、前もこんな感じだった。ロシアの長距離列車内での話から始まる。その退屈さを思いつつ、退屈になっていって止める。それからが肝心な話なのだが。ベートーベンのクロイチェル・ソナタが、トルストイの小説を生み、ヤナーチェックの曲を生む。久しぶりにネットでクロイチェル・ソナタを聞く。
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