俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月7日(土)

2019-09-07 13:37:11 | 日記

昨日は33度、今日もそれくらい。一時涼しくなっていたが、暑さが戻る。

朝、5丁目の丘に一人吟行。
芒、葛の花。ペパーミントの花、露草をお土産に持ち帰る。芒を折ろうとしたがおれない。穂先を抜くと、すっと抜けた。葛の花の匂いが、空気を染めて匂っている。持ち帰った花を咲き残っている白竜胆と合わせてガラスコップに。秋草らしくなりにける。

百日紅百日十日の秋暑し       正子
秋暑し甘藷畑に葉が熟れて      正子
すすきの穂若きみどりも金を帯ぶ   正子
ぽっかりと畑あり葛の花匂い     正子
葛の花ここまで空気を染め匂う    正子
つゆ草の青が溶け出しシャワー浴ぶ  正子
丘の道突き当りに湧く秋の雲     正子
砂糖黍の匂いが芒の茎にある     正子

●レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を二度繰り返し読んだ。作中の作家ウェイドは、自分のある手紙で、自身の名にスコット・フェッジラルドを名を加えている。ウェイドは、フェッジラルド同様に酒飲み。それに重ねたか。ハリウッドがメイン舞台。フィッジェラルドもハリウッドで仕事をしていた。現実と話がクロスオーバーしそう。

ジョン・グラシャムの推理小説『カミノ・アイランド』を読みはじめた。時代はアップルのiPhone5の時代。翻訳がないので、原書なのだが、この本は、プリンストン大学のファイアストーン図書館にあるフィッジェラルドの手書き原稿を盗む話。オリジナルは粗末な紙なので、精巧なコピーをして、閲覧させている。3億円ばかりの値打ちか。フィッジェラルドは、実際プリンストン大学に入学し、兵役の関係か中退している。なぜこうもフィッジェラルドが出てくるのか。文学やアートに関した犯罪をネタにするのは、日本ではちょっと珍しいかも。それで興味がわいて読み始めた。
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9月6日(金)

2019-09-07 13:14:25 | 日記

8月24日から今日まで、いろいろあった。

●8月27日、信之先生が、急に仰向けに倒れて強い脳震盪を起こす。血圧降下剤の効きすぎと思う。一晩様子を見て、28日に脳神経科で、あたまのCTを撮ってもらった。異常なし。首を鞭打ちしている様子。頭痛と首の不快感あり。3か月は経過観察。水枕で頭を冷やしたり、食事に気を付けたり、また、倒れないかと神経を使う。
1日、日曜日、句美子が見舞いに来る。元は、心配して来るとはいったが、体調不良で来週くるという。

●9月3日に角川年鑑2010年の原稿「全国俳誌・結社ー一年の動向」をメールで送る。20×20の原稿用紙をダウンロードして使う。これがちょうどよかった。角川俳句の編集者が久しぶりに男性に代わる。

●客間のカーテン、2窓を新調。オーダーしようと思ったが、店員が既製品で大丈夫ということで、既製品に。シルバーグレーにした。フックにアジャスターがついていて、丈が調節できた。

●「子規新報」74号が「高橋信之の俳句」を特集した。5部送られてきたので、20部追加を頼んだら今日とどいた。三日だったか、編集者の小西昭夫くんにお礼の電話。彼は、船団にいるが、船団は来年5月に終刊になるとのこと。「廃刊ですか」と聞いたら、「終刊」だと訂正される。なるほどね。

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