俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月22日(日)

2019-09-22 15:33:36 | 日記

晴れ。午後2時ごろより曇り、時に小雨。

ふうせんかず二つの空気を手のひらに   正子
日に咲いて竜胆青をやわらかく      正子

●栄太郎さんの「俳壇12月号」への投句5句の選を信之先生とする。夕べファックスで送られてきたので、選は済ませて、一晩寝かせた。問題点一つを直し、栄太郎さんにファックスで返信。

●花冠は少人数。それをセレブリティを呼ぼう。毎日の投句の熱心さにほだされて、句の選を妥協はしてはいけない。私が納得するところで収めれば、誰がなんといおうと、返事ができる。

●11時ごろから、鯛ヶ崎の向こうまで、信之先生と散歩。往復1時間ほど。老人には、程よい、距離と思う。
転ばぬ先の杖のことわざがある通り、杖代わりに軽めのこうもり傘を持ってゆく。思った通り、役にたった。小さい窪み、小さい出っ張りが危ない。とっさのことに対してバランスを崩す。

●2019年ベルリンフィルのワルトビューネコンサートをテレビで見る。ベルリンのオリンピアパークにある森に囲まれた野外コンサート場。音楽もいいが、観客席の様子を見るのもたのしい。観客席が日暮れていくころが魅力的だった。自由な姿勢で、自由な普段の清潔の聴衆。水彩画を描いているらしい女性もいる。背中合わせに横向きに座っている人、寝そべっている人、歩いている人、いろいろだが、みんな聴いている。演奏者の服装も、おもねるところ、華美なところがない。普通なのだ。こんなところがあって、ヨーロッパの夏は楽しそうだなあ。
コメント
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