俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月7日(日)

2010-03-07 20:18:32 | Weblog
俳句
備前の瓶にあふれ桜の満開に


○花冠5月号の選句。
○花冠5月号の発送用封筒を句美子が準備。
○備前の花瓶に生けた桜が本日満開。

○「女性の俳句について」(金子兜太)ーー講演録
(別冊俳句「俳句生活2009」)
俳句の持つ「芸術性と大衆性」「一流性と一般性」。この二重構造を実現できるのは、所女性ではなかろうか。
上記の講演録を読む。はじめ面白そうで、終わりは読むほどでも。女性はもともと大衆的であるから、中から選り抜かれてくれば、一流の作品が生まれる。そのとき、大衆性と一流性を備えた句が生まれる。ということらしい。女性はもともと平易だから、もともと俗っぽいから、とも読み取れる。
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22年5月号投句

2010-03-07 14:08:50 | Weblog
初桜
高橋正子

テーブルに雪割草あり雪降れる
地に生まれ蕾を固くヒアシンス
さきがけて咲く菜の花が風のまま
枝乱れ乱れ野梅の花ざかり
至るところ梅咲く村を歩きけり
梅園の花の上ゆく人のあり
行く道に桜餅あり買って行く
雛飾り今宵雛と灯を分かつ
木立より昇りしばかり春の月
雨の色やわらかなりて初桜
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俳句メモ2月8日~3月7日

2010-03-07 12:29:55 | Weblog
降る雨のことにやわらか初桜
辛夷の芽朝の空より雨伝う
雛飾り今宵雛と灯を分かつ
木立より昇りしばかり春の月
夕霞中学校の丘包み
雛飾り夜のとばりが窓を占む
梅園の花の上ゆく人のあり
「月影」と言われて梅の花あおし
梅の香の溜まるところが翳りそむ
下萌えに座れば小さき芽生えあり
よく見れば梅の花こそみずみずし
テーブルに雪割草あり雪降れる
みぞれ降る夜が明け開く桃の花
桃の枝の太かり花が咲きはじめ
行く道に桜餅あり買って行く
枝乱れみだれ野梅の花ざかり
ヒアシンス地に生まれてまだ蕾
熊笹の鳴れるとことろの梅の花
山畑の桃の蕾に色少し
落椿むきいろいろに山路なる
風に覚め雨のあとなる蕗のとう
雪割り草の葉は黒がちに濃かり
さきがけて咲く菜の花が風のまま
どの家にも影あり残る春の雪
歩けばある梅咲くところが登り口
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