俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

送り盆/8月16日(日)

2009-08-16 06:49:04 | Weblog
俳句
やわらかな朝のひかりに送り盆
送り盆しずかな鮨のきらきらと

晴れ
花冠ブログ句会(8月1日~15日分)の入賞発表。

終戦日句会の金銀銅賞のかたに、賞品を珈琲屋さんから送ってもらう。

○8月は句会が連続。信之先生のパソコンが不調で、早朝私のPCのバッテリーと取り替える。回復。その後、他のあまり使っていないPCのバッテリーと取り替える。そろそろ寿命。バックアップをしっかり取らなければ。

○昨日の、泰次さん追悼句会には29名から追悼句が寄せられていたが、今日さらに加わって35名となった。

○泰次さんの霊前にお供えする線香を句美子が横浜そごうから送ってくれた。
私が出かける予定だったが、疲れているようだからと、代役を申し出てくれた。白檀にしたそうだ。

○THE NIKKEI MAGAZINE 8月号に目を瞠ることふたつ。一つは、義足。脚の形ではなく、骨となる部分をシルバーの金属を湾曲させてつくったもの。それがむき出し。それをつけて若い女性が走る。カッコイイといっては、叱られるかもしれないが、美しい。見せたくなる義足だ。美と機能が一致したもの。プロダクトデザイナーの山中俊治さんという方のデザインだそうだ。山中さん自身も「僕は宝物を見つけたかもしれない。」と語る。デザインの力がここまでと、感銘を受けた。

もうひとつは、ノルウェー的な日常とアート。「等価の理論」というのがあって、それに基づく日常生活とアートの結びつきがあるのだ。ノルウェーは、基本的には高校教育まで無料で、留学にも奨学金が支給され、社会人の復学にも休職制度や生活保障が充実していると言う。アーティストだけでなく、学ぶ意欲のある人を国が支援している。この制度の根底はCommonn(共有)の理念。労働、芸術、学習、休暇のすべてを等しく尊い社会活動として、みんなで共有しようという姿勢だそうだ。短い夏と長い冬、長い夏の日と短い冬の日がある北欧には、その環境から生まれた知恵が、楽しい暮らしを生んでいるようだ。暗い時間、明るい時間のどちらも楽しく充実して過ごす。日々の暮らしにもアートが生まれるわけだ。
コメント
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