俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

終戦日句会・泰次さん追悼句会/8月15日(土)

2009-08-15 06:50:23 | Weblog
俳句
追悼 志賀泰次さん
北の大地を詠みて秋立つ頃に逝き

○終戦日句会。

○朝、5時過ぎ、信之先生が志賀泰次さんの息子さんからメールがきているが、内容が消されていると、起こしに来る。再送をお願いするメールを送ったとのこと。
6時ごろ、メールの操作中に、内容を読み取ることが可能になった。
内容は、泰次さんが、7月10日に入院され、8月11日に亡くなり、葬儀も済まされたこと。パソコンを開いて、信之先生にブログ句集を作っていただいたりしていたことなどのお礼が書かれてある。お悔やみのメールを取り急ぎ送る。

○追悼句会を行うことを決める。

○泰次さんの訃報を聞き、眠りなおすわけにもゆかず、お茶を飲むでもなく、テーブルに座り、一昨日のの日経夕刊を取り出して読む。「奈良のやすらぎ」と題した著述家の海野弘氏のエッセイ。夏草の平城宮跡を歩き、秋篠寺、西大寺に行ったことなどがかかれてある。奈良での水煙フェスティバルを思い出した。朱雀門の見える、かんぽの宿にみんなで泊まった。西大寺には行かなかったが、平城宮跡を歩き、秋篠寺へ行った。礎石と朱雀門だけの宮城跡。このひろびろとした、何もないところに、大きな想像力が働く。京都よりも一時代古い奈良に、親近感を覚えもする。それを「やすらぎ」というのだろう。よく似た体験をされている。

-----------------------------------------------------------------
終戦日句会
ご挨拶
終戦日句会に、ご投句をありがとうございました。第二次世界大戦から64回目の終戦日を迎えました。戦地に行かれた方、母親の背に負んぶされていた方、戦争の名残りが残るなかに生まれた方、戦争も遠くなって生まれた方、様々な方からご投句いただきました。語らずとも、胸に仕舞われ、刻み込まれた戦争というものの記憶を、短い詩の俳句にしていただき、それぞれの方の思いを知ることができました。

敗戦という言葉に、何があるでしょうか。農地改革、選挙制度の改革、新しい学校制度など、いろいろ変革がありました。それらの改革を今真摯に受け止めたよい結果が出ているでしょうか。農は、政治は、教育文化は、と問いたくなります。戦後、どんな文化が育てられたのでしょうか。俳句にしても、なかなか難しいところにきています。世界戦略をかけた経済は、ほんとうに平和を呼びかけているのでしょうか。ある大企業に勤めた方は、センチメンタルな平和主義と、言い放ちました。企業利益で社員が行った夢は、ドーバー海峡で大凧を揚げたことでした。これが現実です。今終戦の日があったことを新たに認識し、そこを出発点に、われわれは、俳句を作るべきだと思います。そんな思いのした、終戦日句会でした。

終戦の日は、また盂蘭盆と重なり、同時にお盆の句をありがとうございました。先祖の御霊を迎えまた送り、夏から新涼の季節へと移りゆくころを、しみじみと句に詠んでいただきました。そして選とコメントをありがとうございました。信之先生には、原爆忌句会に続き、句会の運営などお世話になり、ありがとうございました。

終戦日句会の途中に、句友の志賀泰次さんの訃報が届き、別のブログに同人の皆さまから沢山の追悼句を寄せていただきました。ありがとうございました。
------------------------------------------------------------------------
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アクセス89万回/8月14日(金)

2009-08-15 06:40:25 | Weblog
俳句

晴れ
○明日の終戦日句会の俳句を考え、投句を済ませて就寝。

○今日、インターネット俳句センターのアクセスが89万を超えた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする