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珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

母親との会話2

2020-07-30 | 日記
PCR検査というものを増やしてよかった面もあるかも、と思ってきた。
だって、なるほどウイルスというものは、このくらい日常に蔓延しているものだということがよくよくわかったから。
そして人体というのはこうやって常に免疫システムが働いているということも、よーくわかった。
病気というのは相当な難関を突破してようやく発症するもので、健康に感謝しなくてはいけないということも。

そういう目に見えないけど自然界の状況が、教科書じゃなくて勉強できたというか。
高い授業料なんだから、ちゃんと理解しておかなければと思う。

母親から電話があって以下の4点を言われた。

①「感染者が増えて怖い」
②「それが気になって気になって、ワイドショーを見ずにいられない。毎日夢中で釘付けになってしまう」
③「マスコミや政治家がデタラメを言うなんて意味がわからない。偉い人がそんなこと言うわけがない」
④「男の知事がピシャリというなら言うこと聞こうって思うけど、女が『何時以降は自粛してくださいね』とやわやわと言っても迫力がないわね。やっぱり男じゃないと」

私には今さら何の「ダメ出し」する元気もない(_△_;) 
身内には言えないのではなくて、経験上、何を言っても伝わらないとわかっているのであきらめている。

「何でも真に受けるのもいいけど、騙されないようにね」とだけ言ったら
「私は騙されても支配されてもいいの。今までそうやって生きてきたんだもの」
とあっさり言われた。

それから先日送って貰った自家製の「らっきょう」があまりにも美味しくて、人瓶をアッという間に食べた。これを食べたらよそのものは食べられないと言ったら、とても喜んでくれた。

「私には母親のこんな芸当はできない。今までそうやって生きてきたから」と思う。
人って適材適所。

マスメディアに学ぶ

2020-07-30 | 日記
朝、地デジのニュースを見ていたら
「感染者(あくまでこうしたんだよね)こんなに広がったのは自粛解除以降、知能と配慮の足りない人達の気の緩みから、行動が軽率で奔放になったゆえである」
という理屈を、感心するほど巧みなテクニックで植え付けていた。

今更だけど理解した。

人を納得させるのは、それが理にかなっているかどうかというより、その伝達方法というか工夫というか手管というか、
要はパフォーマンス、プレゼンのクオリティによるところが大きい。
(すいません、カタカナ女みたいになってしまったわ( ̄▽ ̄;)  )

いやいやでもホント、これにかかると「トンデモ論」が「理に適っている」を凌駕するんですよ。
なんでネットがマスコミに負けるのか?っていうと
文句のつけようがない振る舞いの好感度抜群のアナウンサーが、美しい映像効果技術の中で滑舌よく話すとか
「検索」なんていう難題はなくて、リモコンのボタン一つ簡単にアクセスできるとか。
これってバカにできないわ…

以前、衛星回線を使ったSの集会でも、私はいろいろ感じていた。
天空のシャンデリア一つ、心地よい挨拶一つ、親切な誘導一つ、卓上に生けられていたフラワーのアレンジ技術一つで、信頼性って生まれるなあと。
言い方を変えると「人を惑わす」のよ。

マスコミの小細工、テクニックや工夫はバカにせず、学ぶことがあるなあと改めて考えた次第である。