PCR検査というものを増やしてよかった面もあるかも、と思ってきた。
だって、なるほどウイルスというものは、このくらい日常に蔓延しているものだということがよくよくわかったから。
そして人体というのはこうやって常に免疫システムが働いているということも、よーくわかった。
病気というのは相当な難関を突破してようやく発症するもので、健康に感謝しなくてはいけないということも。
そういう目に見えないけど自然界の状況が、教科書じゃなくて勉強できたというか。
高い授業料なんだから、ちゃんと理解しておかなければと思う。
母親から電話があって以下の4点を言われた。
①「感染者が増えて怖い」
②「それが気になって気になって、ワイドショーを見ずにいられない。毎日夢中で釘付けになってしまう」
③「マスコミや政治家がデタラメを言うなんて意味がわからない。偉い人がそんなこと言うわけがない」
④「男の知事がピシャリというなら言うこと聞こうって思うけど、女が『何時以降は自粛してくださいね』とやわやわと言っても迫力がないわね。やっぱり男じゃないと」
私には今さら何の「ダメ出し」する元気もない(_△_;)
身内には言えないのではなくて、経験上、何を言っても伝わらないとわかっているのであきらめている。
「何でも真に受けるのもいいけど、騙されないようにね」とだけ言ったら
「私は騙されても支配されてもいいの。今までそうやって生きてきたんだもの」
とあっさり言われた。
それから先日送って貰った自家製の「らっきょう」があまりにも美味しくて、人瓶をアッという間に食べた。これを食べたらよそのものは食べられないと言ったら、とても喜んでくれた。
「私には母親のこんな芸当はできない。今までそうやって生きてきたから」と思う。
人って適材適所。