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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

質問打ち切り議員は、辞職せよ

2007-12-21 16:50:42 | 政治
今日の朝日新聞朝刊4面の記事によると、補給支援特措法を審議する参院外交防衛委員会で、自民党の山本一太氏は、質問時間が72分間与えられていたのに、15分で質問を終えてしまった。

「だいたい聞きたいことは終わりました」

と言ったそうだ。

他の自民党議員も、時間消化率が30%未満、公明党も、半分程度。衆議院で再可決するので、もう参議院での審議は無意味というわけだ。

呆れて、言葉が出てこない。議員の仕事は、国会で質問して、法案を審議することである。そのために、税金から給料をもらい、公設秘書をつけてもらい、さまざまな特権を与えられている。

仕事をしたくなければ、即刻、議員を辞めるべきだ。そんな人間に、貴重な税金を使わせる必要はない。

この法案は、自衛隊員の命を危険にさらして、かつ、財政難の中、多額の税金を使ってでも、給油活動を再開しようとするものである。与党は、国会で、十分に審議を尽くし、国民に対して、そのメリットを説明する義務がある。

アフガニスタンの情勢、テロリストの活動状況、給油活動の安全性、参加他国の考え方、油の品質、値段、入手経路、などなど、国民の代表として、政府に聞くべきこと、審議するべきことは、山ほどある。たった15分で、何が、出来る?

さらに、少数会派ゆえ質問したくても、十分に時間を貰えない議員がいる。与党議員が、職務をサボタージュするのであれば、委員長は、その質問時間を、少数野党の議員や、無所属の議員に、全部与えるべきである。

国会の委員会で質問して、政府から、直接話を聞きたい国民は、数え切れないほどいる。それが出来ないから、選挙で議員を選んで、代わりに質問してもらっている。質問時間を打ち切った議員は、自分に投票してくれた有権者や、国民を、なんだと思っているのだろう。

自民党は、衆参で多数なら、強行採決、ねじれ国会なら、参院ボイコットで、衆院再可決。こんな政党を、選挙に勝たせて、与党にすべきではない。さらに、この外交防衛委員会の与党議員たちは、そもそも議員になる資格がない。

国民から選ばれたのに、議員としての仕事をしない人たちが、与党だと言って、ふんぞりかえって、多額の税金を、給料だ、秘書代だ、交通費だといって、受け取っている。

この連中を辞めさせることは、国会機能の強化につながる上に、効果的な財政改革にもなる。良いことずくめである。

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町村氏は、未確認飛行官房長官か

2007-12-20 13:16:02 | 政治
民主党の山根参議院議員の質問に対して、政府は、「UFOの存在を確認していない」との答弁書を、閣議決定した。しかし、町村官房長官は、記者会見で、「UFOは絶対いる」と発言。

政府見解を否定する官房長官というのは、UFOそのものより、ずっと珍しいかも知れない(笑)。

官僚の作った、ありきたりな答弁書に不満があるなら、

「UFOは存在する。なぜなら、ナスカの地上絵は、宇宙人が描いたものだから。これが、日本政府の公式見解です」

と発言しちゃえ。閣議で、町村氏が強く言えば、福田総理なら、

「まっ、それで、いいんじゃないの」

って、軽く同意してくれそうだ。まさに、官僚の抵抗を排した、官邸主導の政治決断(笑)。

町村氏の話に出てくる、ナスカの地上絵を宇宙人につなげる発想は、ドイツの大衆作家フォン・デニケンが、1960年代に言い出した、「古代宇宙飛行士説」に由来するものである。デニケンの本は、ベストセラーになり、日本でも、「緊急木曜スペシャル」などで、何回も紹介された。

しかし、現在では、「UFO研究家」でも、ナスカの地上絵を、宇宙人飛来の証拠とするひとは、ほとんどいないと思う。地上絵の実態が広く知られるにつれて、UFOの発着場という考え方は、さすがに無理になってきた。

ミステリーサークル、牛など家畜のお腹が切り取られるキャトルミューティレーション、宇宙人に誘拐されたと主張するアブダクションケース。今の時代、宇宙人の証拠を挙げるならば、このくらいには言及しないと、いつも大槻教授に怒られてる、あのUFO雑誌の編集長にも、意見されると思う(笑)。

実際、「しょこたん」こと中川翔子も、そんな答弁では納得出来ないって、ブログに書いてる、そんな、気がするぞ(笑)。

何十年も前に、「緊急木曜スペシャル」を見たきりで、その後、UFO関連の情報には、さほど触れてないのに、記者会見で、UFOに関して、持論を展開する。しかも、政府見解と、逆のことを言う。

確認もせずに、ぶっ飛んでいく。まさに、未確認飛行長官だな(笑)。

町村氏は、福島県飯野町の「UFOふれあい館」に、ぜひ行って欲しい。米国政府の機密文書など、大変貴重な資料を見ることが出来るそうだ(笑)。きっと、よい勉強になると思う。



「しょこたん」のブログは、

http://yaplog.jp/strawberry2/daily/200712/19/

「UFOふれあい館」の公式サイトは、

http://www.mixpink.com/ufo/ufo_index.html

フォン・デニケンなどUFOの話は、当ブログで、以前にも書いています。よかったら、ご覧下さい。

2007年11月18日付ブログ「UFOふれあい館」


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来年度予算案、教員千人増のトホホ

2007-12-19 18:23:25 | 教育
渡海文科相、額賀財務相、増田総務相の折衝で、教職員定数の千人増が、来年度予算案に盛り込まれることになった。

教師の増員は、歓迎すべきことだが、今回の内容は、お寒い限りである。文科省の当初要求は、七千人増で、七分の一に削減されたことになる。しかし、一番見過ごせないのは、教員を千人増やすのは、給食調理員、用務員などが、千人を上回るペースで、減少しているからだという。

行政改革推進法では、公務員の純減を定めており、これに従ったそうである。つまり、学校の職員は、行政改革のために、減らさなければならない。教師を千人増やすのであれば、別の職員を千人減らせ、というわけである。

もちろん、給食の外部委託など、学校の「合理化」を進めているので、教師が、給食を作る必要はないのだろう。しかし、学校生活の維持には、授業以外に、さまざまな仕事が不可欠である。教師以外の職員を、教師の増員分だけ減らしていけば、教師の雑用が増えるのは、明らかだ。これでは、何のために、増員しているのか、分からない。

学校教育の重要性が、今ほど、議論されている時代はない。学力低下、理科離れ、読書離れ、しつけの低下、規律遵守の低下、などなど。公教育に対する期待は、極めて大きいはずだ。

しかるに、行政改革の名の下、少子化に合わせて、今まで以上に、職員を減らしていく。政府が、本気で、日本の将来を考えているとは思えない。

資源のない日本で、一番の財産は、何だろう?我が国が、ここまで経済発展した理由は、何だろう?

優秀な人材がいたから、ではないのか。

昭和の時代、親たちは、貧しい暮らしであっても、子供には、高い教育を受けさせようとしてきた。その結果、優秀な人材が多数輩出され、原材料を輸入して、高度な知識集約製品を輸出する、世界に冠たる貿易立国が誕生した。

平成のいま、我々は、何をやっているだろう?

少なくなっていく子供たちに、満足な教育も与えず、今の時代の借金を押しつけ、老後の年金も負担してもらう。このままでは、未来の日本人から、我々は、国を食いつぶしただけの世代だと、糾弾されるだろう。

どんなことがあっても、教育にだけは、お金を注がなくてはならない。教育だけは、質を低下させてはいけない。日本には、人的資源以外、何もないのだ。

学校職員の数を減らそうとしている財務大臣の額賀氏は、どう考えているのだろう?ぜひ、教育について、見識を聞きたい。防衛省汚職の政治ルートの調べが囁かれる中、それどころでは、ないのだろうか。

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モーニング娘。その傾向と対策 ~ 第三部

2007-12-18 19:14:59 | 芸能
以前、「マシューTV」で、マシューこと藤井隆が、ゲストの保田圭に、ぼやいたことがあります。

「番組が始まったころ、モーニング娘。のメンバーが、毎週一人づつ、出る約束だったのに、全然、出てくれない。あんたたち、どうして、出てくれないの?」

深夜の人気番組に、毎回、メンバーを一人づつ、出してくれる。アイドルとして、こんな有り難い話はない。しかし、どういうわけか、モー娘。側の都合で、出演を止めてしまう。

きっと、コンサートで忙しかったのでしょう。

モー娘。としての舞台活動を優先して、個々のメンバーのテレビ出演を断る。前回第二部では、このような、「ばら売り」手法を拒否する姿勢について、書きました。

今回は、スキャンダルフリーのイメージ戦略についてです。

(その三) 「よい子」イメージの足枷 ~ 得られなかったティーンの共感

ハロプロ運動会のリレーでのこと。遅れた安倍なつみに向かって、ファンが叫んだそうだ。

「なっち、羽を出せ!」

天使だから、飛べば勝てるじゃないか、ということらしい(笑)。

でも、これは、笑ってばかりもいられない話である。このファンは、数十万円から数百万円を、モー娘。につぎ込んでいる可能性が高い。こういった大口顧客を失わないためには、安倍なつみは、「羽を隠した天使」であり続けなければならない。

二十歳を越えて、いささか厳しい話である。

ロックヴォーカリストオーディションの落選組から結成された、モー娘。は、国民的アイドルになるにつれて、いつのまにか、純真無垢な少女集団に、されてしまった。

三期の後藤真希以降、新メンバーが、ほとんど中学生以下だったことは、この傾向に拍車をかけた。また、ミニモニ。の大ヒットや、童謡などのCDを出して、子供向け戦略を進めたことも、スキャンダルフリーのイメージを定着させた。

こういった純真無垢なイメージは、幅広く、世間受けはよかっただろう。NHKの担当者は、モー娘。の番組を作るにしても、紅白歌合戦の選考でも、スキャンダルを考慮する必要はない。

また、男性ファンの受けも、悪くなかったはずである。なっちに天使を見ているファンや、辻加護の幼児性の中に、癒しを感じているファンなど、かなりの数に上っていた。

加えて、当然のことだが、好きな女性アイドルが、誰かと付き合っていると聞いて、気分のよくなる男性ファンは、少ない。辻も、加護も、いずれ大人になったら、恋愛して、彼氏が出来て、とは思っているが、今は、まだまだ。スキャンダルフリーというのは、そういう安心感を与えてくれる。これは、セールスを安定化させたと思う。

しかし、辻加護が、中学生だったとしても、私生活で、恋愛フリーであるとは断言できない。むしろ、誰かを好きになって、付き合うのは、今の時代を考えれば、むしろ普通のことである。

女子中学生や、女子高生は、その純真無垢のイメージの中に、嘘のにおいを感じ取ったかもしれない。また、モー娘。が、つんく♂の楽曲を、忠実に歌い踊る様から、「大人の言うことをよく聞く、よい子集団」という、レッテルを貼られてしまった可能性もある。

その結果、オーディションには、何万という数の少女が、応募してくる一方、モー娘。のCDを買う女子中高生は、少ないという、奇妙なことになってしまった。しかし、学校という、究極の口コミ装置のためだと思うが、この世代の女性ファンの力は、圧倒的なものがある。

やがて、モー娘。は、オリコンで、浜崎あゆみに勝てなくなっていった。

六期メンバーの田中れいなは、オーディションに登場したとき、鮮やかにファッショナブルな服を着て歌っていた。彼女の私服のファッションセンスは、目を見張るものがあった。しかし、その後、テレビに出ている田中れいなのファッションは、あまりぱっとしない。近所の女の子といった、当たり障りのない、服ばかりである。

本人のセンスが素晴らしければ、スタイリストなど、いらない。田中れいなに、コーディネイトさせればいい。彼女は、その年頃の女の子の目を引くような、そういったファッションを、自分で揃えるだろう。同世代の、ファッションリーダーも、夢ではない。

モー娘。は、個々のメンバーの、本当の個性を、引き出すことに、失敗している。モー娘。の立派な一員になることばかり気にかけて、一人一人が本来持っている魅力を、ないがしろにしてきた。

個々を見れば、そこには、さまざまな個性を持った、ティーンの女の子がいる。おしゃれが好きな子、化粧に夢中な子、おしゃべりが大好きな子、ショッピングに夢中な子、マンガやアニメにのめり込む子。さらに、その奥には、好きな男の子や、恋愛や、セックスへの興味という、当たり前の心象風景が広がっている。

モー娘。ほど、こういった、等身大の人間像が、見えにくいアイドルグループはいない。スキャンダルフリーのイメージが、自己主張する生身の少女を、かき消しているかのようである。それが、同世代の少女が離れていく原因となり、セールス低迷の大きな要因となっている可能性が高い。

同世代の共感を得られなかった。これこそが、「よい子」イメージがもたらした、最大のマイナスかもしれない。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。この第三部で、終わるつもりだったのですが、最後に、もう一部、書くかもしれません。検討中ですが、その際は、また読んでやって下さい。

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モーニング娘。その傾向と対策 ~ 第二部

2007-12-16 12:37:26 | 芸能
前回第一部では、「ASAYAN」で、テレビ的仕掛けを連発して人気者になったモーニング娘。が、テレビ的仕掛けを打たなくなったことについて、書きました。

最新メンバーである、ジュンジュンとリンリンについては、モー娘。に入った経緯すら、ほとんど放映しない状態です。オーディションの模様を、逐一流して、後藤真希や、辻加護を、デビュー前に、人気者に押し上げた時代とは、隔世の感があります。

さて、今回のテーマは、

(その二) メンバーばら売りへの、理由なき抵抗

「野ブタ。をプロデュース」というドラマがあった。白岩玄の同名小説が原作で、堀北真希、亀梨和也、山下智久の三人が、主人公の学園ドラマである。

筋立てが面白いので、毎週見ていたが、ドラマの世界にのめり込むにつれて、三人のタレントとしての情報も、否応なく頭に入ってきた。

堀北真希は、売り出し中の新人女優で、「ケイタイ刑事」の主役だった。亀梨和也は、KAT-TUNというジャニーズのグループに属している。山下智久は、NEWSのリーダーらしい。

こういう情報が、一度入ると、今まで何気なく見ていた、他のドラマや、芸能ニュースの中に、引っかかるものが出てくる。

「ごくせん」の赤西仁は、KAT-TUNのメンバー。「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の坊主頭も、KAT-TUNで、田中聖という名前らしい。NEWSは、フジテレビのバレー応援団になっている。「クロサギ」は、堀北と山下が、主演している。KAT-TUNのデビュー曲は、バカ売れしているそうだ。

私は、男性アイドルには、興味がないので、ジャニーズ関係の知識増大は、あまり嬉しくない(笑)。しかし、「野ブタ。をプロデュース」がきっかけで、KAT-TUNやNEWSの知名度が、自分の中で、一気に上がったの間違いない。そして、それは、世間での知名度アップを意味する。

実際、堀北真希は、このドラマが出世作となって、若手人気女優の道を歩み始めた。KAT-TUNやNEWSについては、語るまでもない。

ドラマやバラエティに、グループの、一人を参加させる。それを繰り返して、誰かがブレイクすれば、その効果を、他のメンバーにも、波及させていく。そして、複数のメンバーに、人気が出たところで、グループとして、曲を出したり、コンサートを行って、さらに、全員の知名度を引き上げていく。

SMAP、TOKIO、V6、嵐、KAT-TUN、NEWSなど、ジャニーズは、この手法で、ことごとく成功してきた。

グループを売り出すとき、個々のメンバーを、ばら売りすることから始める。いまや、ジャニーズに限らず、女性アイドルグループにも、使われる手法である。

ところが、モーニング娘。は、この手法を、ほとんど使ってこなかった。確かに、数多くのドラマ、バラエティ、舞台、映画に出てはいるが、それらは、多くの場合、モー娘。のために作られたものである。他のアイドルと競合する形での、いわば「他流試合」は、ほとんどない。

例えば、学園ものドラマは、多人数の若いタレントを出演させることが可能であるため、各プロダクションは、新人を、そこに滑り込ませる売り込み合戦を展開していると思う。また、クイズ番組も、多人数参加が可能であるため、同様のことが言えるだろう。

そういった役や出演枠の争奪戦に、アップフロントは、加わっているだろうか?

道重さゆみを、超美少女だが、性格の悪いお嬢様に配役して、主人公の堀北真希を徹底的にいじめるさせる(笑)。亀井絵里を、世間知らずの優等生にして、ジャニーズ系イケメン俳優扮するホストにのめり込んで、転落させる。田中れいなを、一人でクイズ番組に出して、みんなにいじってもらい、最後、彼女をぶち切れさせる(笑)。

なぜか、こういった売り出し方を、モー娘。は、してこなかった。そのかわり、グループとしての、コンサートや舞台は、驚くほど頻繁にこなしてきた。確かに、ドラマなどは、拘束時間が長いので、全体活動に参加できないという部分はある。だが、視聴率が10パーセントを越えてくる、ゴールデンタイムの全国放送の番組を蹴って、参加しなければならないコンサートなど、アイドルとしては、あり得ない。

制作者サイドは、モー娘。を、宝塚歌劇団のように、したいのかもしれない。全体コンサートこそが、中心活動というわけである。だが、宝塚は、舞台から誕生して、舞台で活躍してきた、舞台芸術である。一方、モー娘。は、テレビの企画で誕生し、テレビを通して人気を博してきた、テレビタレントである。

テレビタレントが、テレビに出るのをためらっては、話にならない。

さまざまなタイプの番組に出すことによって、個々のメンバーの得意分野が見えてくるメリットも大きい。道重さゆみが、バラエティに強いとか、亀井絵里は、役者に向いてるとか、田中れいなは、クイズで珍回答を出せるとか。やってみなけりゃ分からない。でも、やってみたら、思わぬ才能を発見する可能性がある。

里田まいは、そのよい例である。カントリー娘。として活動しているとき、彼女が、おバカキャラで、人気者になるとは、露ほども思わなかった(笑)。

幸いなことに、最近は、以前に比べると、テレビ番組への出演が、増えている気がする。曲のセールスが落ち込んでいるため、コンサートの数を減らさざるを得ないのかもしれない。だが、これは大きなチャンスである。モー娘。の知名度は、女性アイドルの中では、依然として高い。ドラマの端役でも、汚れ役でも、バラエティのいじられキャラでも、拘束時間が長くとも、条件を選ばず営業をかければ、かなりの番組に、出演出来るはずである。

そのテレビ出演を通して、名前を覚えて貰えれば、全体コンサートも、歌番組の出演も、意味が出てくる。今のままでは、いくら紅白歌合戦に出ても、光井愛佳の知名度を上げることは、難しいと思う。

一方、紅白に出なくても、里田まいのことは、多くのひとが知っている。なぜなら、普段から、よくテレビに出ているからである。それだけの違いである。

次回は、

(その三) 「よい子」イメージの足枷 ~ 純粋培養の功罪

の予定です。

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モーニング娘。その傾向と対策 ~ 第一部

2007-12-14 15:50:57 | 芸能
「光井愛佳」と聞いて、誰だか分かるひとは、どのくらい、いるだろう?

では、「辻希美、加護亜依、石川梨華、吉澤ひとみ」なら、どうだろう。そう、モーニング娘。である。しかし、彼女たちは、現在は、全員、モー娘。を卒業していて、現メンバーではない。

実は、光井愛佳は、十四歳の現役メンバーである。辻たち四人を四期メンバーと呼ぶが、光井は、八期にあたる。

元モー娘。は多くのひとが知っているが、現モー娘。を知るひとは少ない。このことが、モーニング娘。の置かれている現状を、如実に物語っている。

国民的人気グループと言われたモーニング娘。は、なぜ、人気低迷に喘いでいるのだろう?その原因を分析してみたい。かつての栄光を取り戻すために、何か役に立つかもしれないという、淡い期待を込めて。

(その一) 「殿様」プロモーション ~ テレビ的仕掛の欠乏

ソニンというタレントを知っているひとは多いと思う。彼女は、モー娘。が「LOVE マシーン」を大ヒットさせた少しあと、後藤真希の弟であるユウキと組んで、歌とダンスのユニット、EE JUMP としてテレビの世界に登場した。

しかし、ユウキの脱退など、不可抗力的な、数々の逆境を経験。歌も、スマッシュヒットに止まり、モー娘。や松浦亜弥に比べると、はるかに知名度が低かった。

そんなとき、ソニンを担当した、和田薫マネージャーは、テレビ的な仕掛けを、連発した。裸にエプロン姿で、ソロシングル「カレーライスの女」をリリース。プロモーションのため出演した歌番組の企画で、生まれ故郷の高知から、祖母の住む韓国まで、なぜか一人マラソン。

それが受けたため、今度は一週間、体育館に缶詰にされて、一人ドミノ。緊張と疲労が限度を越えて、「ギヒェー」と絶叫しながら、のたうち回って、せっかく立てたドミノをなぎ倒すシーンは、迫力があった。

「ソニン再生」がテーマだった記憶があるが、マラソンやドミノで、なぜ再生出来るのか、そもそも、当時19歳のソニンが、再生が必要なほど、本当に落ちぶれていたのか、突っ込みどころ満載である。でも、間違いなく、面白かった。そして、ソニンの知名度と好感度は、確実にアップした。

これらの仕掛けが功を奏して、「高校教師」で、女優デビュー。ホストにのめり込んで、転落していく女子高生を、体当たりで熱演。その後も、バラエティ、映画、ドラマ、トーク番組などで、幅広く活躍。現在は、大沢あかねとユニットを組んで歌を出す一方、NHK教育の「ハートをつなごう」で司会をつとめるなど、まさに売れっ子マルチタレントである。

一方、モーニング娘。は、2002年9月の後藤真希脱退以降、シングルのセールスが、徐々に落ち込み始めた。この長期低落傾向は、未だに続いており、上昇に転ずることが、なかなか出来ない。実際、今年2007年のシングル曲、「笑顔YESヌード」「悲しみトワイライト」「女に幸あれ」「みかん」を知ってるひとは、どのくらいいるだろう。

1999年から2002年くらいまでは、面白いように、歌がヒットして、CDが売れた。歌番組のみならず、ドラマに、バラエティに、出演依頼が殺到した。現在、そのときと同じやり方で、良いはずがない。

しかし、和田マネが、ソニンで行ったような、テレビ的仕掛けを、モー娘。は、一切してこなかった。コンサート、舞台ミュージカル、写真集、レギュラーのテレビ・ラジオ番組。今まで通りの活動を、淡々とこなしていただけである。

その結果、学校の休み時間、会社の昼休み、スポーツ新聞、ワイドショー。さまざまな媒体から、モー娘。の話題をするひとが、どんどんいなくなってしまった。

辻のできちゃった婚、加護の喫煙騒動、藤本美貴の熱愛発覚など、脇の甘い、コントロール不能な芸能ネタは、いくつも提供したが、モー娘。本体のプロモーションにつながる話題は、皆無といっていい。

そして、今、曲はおろか、メンバーが誰かさえ、世間から忘れられつつある。

今のモー娘。は、超人気グループではない。むしろ、新人アイドルグループと言った方がいいかもしれない。従って、知名度を上げる、ソニン・和田マネ的な仕掛けは、不可欠である。

もちろん、裸にエプロンで歌う必要はない(笑)。モー娘。は、あくまで、ローティーンを含むアイドルグループだし、そんな安直な二番煎じでは、誰もついてこない。

モー娘。に合った、仕掛けでいい。

では、どんな仕掛けがいいのか?アップフロントという会社は、それを考え出すために、存在している。昨年、一昨年、そのまた一年前と、同じ活動をセッティングするだけなら、事務所なんていらない。

幸いなことに、モー娘。は、テレビ東京に「ハロー!モーニング。」という、三十分番組を持っている。これは、他のアイドルグループでは考えられない、もの凄いアドバンテージである。番組内で、いくらでも思い切った仕掛けを打つことが可能だ。きっと、AKB48のプロデューサーである秋元康も、相当に羨ましいはずである(笑)。

しかし、現在のように、緩い企画を、ダラダラ垂れ流すだけならば、いずれこの番組も打ち切られてしまう。面白い企画を考えて、再ブレイクへの足場とするのか、それとも、このまま、最後のレギュラー番組で終わってしまうのか。アップフロントの力量が問われている。

文章が長くなってきたので、続きは、次回にします。予告として、

(その二) メンバーばら売りへの、理由なき抵抗
(その三) 「よい子」イメージの足枷 ~ 純粋培養の功罪

で、書くつもりです。

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海上給油法案の政治的憂鬱

2007-12-12 14:06:53 | 政治
政府与党は、国会会期の、一ヶ月再延長を決めた。福田首相は、どうしても、補給支援特措法案を、成立させたいらしい。

しかし、この法案をめぐる政治状況は、非常に厳しい。まず、参議院で多数を占める民主党が、反対の姿勢を鮮明にしつつある。さらに、世論調査を見ても、法案への賛否が拮抗している上に、国民の関心自体が薄い感を否めない。

頼みの綱は、衆議院での、三分の二以上による、再議決である。しかし、現在の与党の議席は、「郵政民営化」のみを争点とする選挙で得たものだ。自衛隊の海上給油活動への賛成を反映するものではない。

実際に、補給法案を争点に、今、解散総選挙を行って、再び、三分の二以上の議席を獲得できるだろうか?ほぼ不可能と言っても、言い過ぎではないだろう。

直近の国政選挙で多数を占めた政党の反対を押し切って、「郵政選挙」で得た議席で、再可決をはかる。国民の強い支持もない。民主国家として疑問の残るやり方だ。

従って、手続的には、今国会での補給法の成立は可能だが、政治的には、成立を急がずに、議論を続けていくのが適切な進め方だろう。というより、それしかあるまい。

今まで、政府与党は、衆参両院での優位を背景に、イラクへの派遣問題、海上給油問題など、自衛隊に関わる案件を、じつに粗雑に扱ってきた。小泉首相の空疎な発言。誤った給油量の報告に基づいて、イラク戦争への協力を否定した官房長官や防衛庁長官。

そこには国民に向かって、なぜ自衛隊の派遣が必要なのか、なぜ自衛隊員の命をかけて、多額の税金を使っても、イラク・アフガン問題にかかわる必要があるのか、正面から説明し、議論しようとする姿勢がなかった。

あたかも、出来るだけ早く法案を通して、この問題から、国民の関心を逸らせようとする雰囲気すら、感じさせた。そして、それは、十分に成功している。なぜなら、いま、国民は、さほどこの問題に関心を持っていない。多くのひとが、反対もしないが、賛成もしない。

政府与党が、国民に対して、何の議論も喚起しなければ、国民の関心が、アラビア海での給油活動ではなく、年金、ワーキングプア、福祉などに向かうのは、当然のことである。しかし、それは、不幸なことだ。

防衛問題は、国の中心的トピックスである。国民がそれに無関心であるというのは、日本という国自体に、無関心であることと、同じである。政府は、国際情勢などに関して、正しい情報を絶えず提供し、国民の間に、幅広い議論を呼び起こさなければならない。

政府与党、とりわけ自民党は、それを行ってきただろうか?

今回も、また、早急に法案を成立させて、議論を避けようとしているように見える。ただ、少し違うのは、

「年金問題放ったらかしで、いまそんなことやってる場合か?」

という、国民の冷ややかな目に、政府与党はさらされている。皮肉なことに、そういった、給油問題への無関心を作ったのは、自分たち自身である。

福田首相にとって、再延長の一ヶ月は、政治的憂鬱の一ヶ月になるだろう。


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教育の本質は三つ。教師、教師、そして、教師

2007-12-11 15:02:19 | 教育
OECDの国際学力テストで、日本の順位が軒並み下がって、大騒ぎである。週刊朝日の広告には、「日本人はどこまでバカになるのか」「漢字を読まない大学生」「言葉遣いはデタラメ」「分析力ゼロ」などの見出しが踊っている。

一方、このテストで、常に、トップクラスを維持している国がある。フィンランドである。「なぜフィンランドなのか?」。誰もが、疑問に思うようで、先週木曜日(12月6日)の朝日新聞朝刊37面には、「フィンランドの子、なぜ優秀」の見出しで、特集が組まれていた。

記事の中で、「暗記詰め込み式ではない」「自分で考えさせる」「分厚い本を何冊も読ませる」「テストは小論文」など、いくつかの点が指摘されていた。しかし、もっとも感銘を受けたのは、「教師がすべて修士号を取得していて質が高い」という点である。

私は、専門学校で生物学の講義を、十五年以上、担当していたことがある。毎年、最初の授業で、学生に、「好きな科目」「嫌いな科目」「好き、嫌いなった理由」を、アンケート調査していた。

その結果、はっきりしたことがある。好きになった理由のトップは、「よい先生に教えてもらったから」。嫌いになった理由のトップは、「その先生が嫌いだったから」。これは、毎年同じだった。つまり、「よい教育を受ける」ことは、「よい先生と巡り会うこと」と、ほぼ同義なのだ。

文科省の話を聞いていると、指導要領をどうするか、教科書をどうするか、そういったことは、よく聞くが、肝心の教師の話は、あまり出てこない。しかし、フィンランドを含め、多くの先進国の教育行政の指導者は、常に、「よい教師を、いかに多く集めるか」を議論している。

質の高い教師を、たくさん集めて、授業に専念させる。これ以外に、質の高い教育を実現する方法は、ありえない。

そのためには、まず、教師の数を増やして、一人あたりが担当する子供の数を、二十人未満にすることが大事である。二十人学級で教師二人が理想だと思う。教師の数を増やすだけで、教育の質は、大幅に向上するだろう。

次に、教師に、授業準備以外の雑事を、させないことである。不必要な仕事は、出来る限りなくして、どうしても必要なものは、別に、ひとを雇って任せる。そういう仕組みを作る必要がある。

さらに、修士以上の学位を持った教師を、どんどん増やして、最終的には、全員にすることである。子供の「考える力」を伸ばすなど、今の教師は、相当にハイレベルな仕事を要求されている。ときには、「生きる力」を養う教育などと、無茶を言われる(笑)。

修士クラスの研究論文を、自力で書ける力がなければ、今後さらに高度化する、そういった要求に答えるのは、難しいかもしれない。実際、フィンランドは、教師全員が、修士を持っているそうである。

以上を実現するために、どうしても必要なものがある。「予算」である。お金がなければ、何一つ、実現できない。フィンランドは、国民が、教育に多額の税金を使うことを、納得している。日本は、公教育に、口は出すが、予算は増やさない。フィンランドと、日本の違いは、そこにある。

結局、教育改革の成否は、予算を増やすか否かにかかっている。予算をつけなければ、「応用力向上」だろうが、「考える力重視」だろうが、どんなプランも、絵に描いた餅に過ぎない。

終戦直後から始まった、六三制義務教育。その枠組みは今も同じであるが、当時の社会と、今の社会は、まったく別物である。高度に発達した情報社会の中で、義務教育も、より高度なものが求められている。

高い税金を払って、時代に合った、質の高い教育を実現するのか。それとも、予算を増やさず、落ちこぼれを作り続けて、このまま行くのか。その場合、知的労働力が不足するので、中国などから、優秀な人材を大量に受け入れて、国を維持することになる。今週号の「TIME」(Dec. 17)によると、その動きは、すでに今の日本で、かなりの速度で進んでいるようである。

フィンランドの国民は、前者を選択した。日本は、どうするのか。すべては、国民の決断次第だ。

ちなみに、「教師、教師、そして、教師」という言い回しは、イギリスの前首相、トニー・ブレア氏の演説から、頂いている。曰く、

「英国には、三つの問題がある。教育、教育、そして、教育である(Education, education and education)」

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言葉ショック ~ 再び、逆「秘密のケンミンSHOW」

2007-12-08 17:36:56 | Weblog
大学二年生の頃、化学の実験で、何人かで班を作って、作業を進めていたとき。使い終わった器具が、邪魔だったので、

「それ、なおしといて」

と、手の空いている友人に言った。すると、彼は、しげしげ、その器具を見て、

「どこも、壊れてないよ」

何を言っているのか、意味が分からなかった。で、はっと気がついた。「なおす」という言葉が、「片づける」という意味を持っているのは、関西特有なんだと。その友人は、東京出身だった。

上京して何年かは、こういった言葉のすれ違いを、よく経験した。当初は、語尾に、「~やねん」とか、「~やろ」さえ付けなければ、大阪弁は、即、標準語になると思い込んでいた。しかし、東京生活が長くなるにつれ、どうも、そうではないことに、気づかされた。

同じ言葉でも、発音自体が、全然、違う場合が多かった。加えて、「なおす」のように、発音が同じでも、意味が違うケースも、結構、あった。しかし、これは、大阪人だけではなかった。

再び、化学の実験でのこと。北海道出身の友人が、濃硫酸の入った試験管を、こちらに見せながら、一言、

「これ、なげていいか?」

慌てて、答えた、

「投げていいけど、僕の方には、投げるなよ」

後で聞いたのだが、北海道では、「捨てる」ことを、「なげる」と言うそうである。その場合、「なげる」には、「投げる」のニュアンスは、一切入ってないそうな。そんなこと、大阪人が、知るわけない(笑)。

方言による言葉の行き違いにも、随分慣れた頃のこと。風邪を引いた私を見て、東京出身の友人が尋ねた。

「風邪?」
「ああ、昨日、布団を踏み抜いて、寝てたみたいで。朝方、かなり冷えこんだから」
「布団を踏み抜くって、どういうこと?」
「寝てる間に、布団をはだける、とか、布団から足がはみ出す、とか、そういう感じかな」
「それは、大阪弁なの?」
「子供の頃から、使ってるから、間違いない。関西弁や」

その言葉は、かなりインパクトがあったのか、何日か経って、その友人が、再び、聞いてきた。

「あの、布団を踏み抜く、という言葉だけど」
「うん、どうした?」
「他の、大阪とか、関西出身のやつに、聞いてみたけど、みんな、そんなこと言わないってよ」
「えっ ・・・・」
「大阪弁とは、違うのでは?」

すぐに、関西出身の友人何人かに聞いてみた。全員に、そんな言葉、知らないと言われた。

ショックだった。自分は、関西弁をしゃべる人間だと思っていたのに、違う部品が、紛れ込んでいる。オレは、自分で思っているほど、大阪人じゃない可能性がある。

そもそも、この言葉は、何なんだろう?我が家だけで使っていた、家庭内方言みたいなものだろうか?それとも、やはり、祖父祖母が九州出身というのが、関係しているのか?

実は、未だに、よく分からない。

大阪出身なのに、大阪人が知らない言葉を使っている。まさに、逆「秘密のケンミンSHOW」である。

ところで、私は、「食べ物が甘すぎる」ことを「あまちくい」、「歯の間に食べ物が挟まる」ことを「はさかる」、と言うのですが、関西の方、如何でしょう?そういう言葉、使いますか?

これらも関西弁でなかったら、いよいよ、自分が何人なのか、見えなくなっていきますね。たぶん、日本人であるのは、間違いないと思いますが(笑)。

コメント (1)
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「埋蔵金10兆円」の、ああ勘違い

2007-12-07 11:56:50 | Weblog
ネットニュースを見ていると

「埋蔵金」10兆円を、国債返済用へ

の見出し。とっさに、思った。

糸井重里、ついに、発見したのか。徳川埋蔵金。しかも、価値が10兆円。さらに、さらに、国債返済用に、それを全額寄付。糸井、お前は、グレートだ。すごい、凄すぎる。人間がデカ過ぎるぞ、糸井(笑)。

記事を読むと、国の特別会計枠から、10兆円を、国債返済のために、一般会計に繰り入れるという話だった。ただ、そのやり方に反対するひとたちも多いらしい。特別会計は、すべて、使途が決まっているので、そんな(自由に出来る)お金はないよ、という意味を込めて、反対派が「埋蔵金」と呼び始めたらしい。

糸井重里は、全く関係なかった(笑)。恥ずかしい、勘違いである。しかし、見出しの付け方も、かなり問題があるぞ。「埋蔵金」って言われたら、普通、徳川とか、旧日本軍の山下とか、だろう(笑)。

こういう勘違いって、結構、ありますよね。子供の頃、大阪の街を歩いていると、「モータープール」という看板のあるビルを、いくつも見かけた。きっと、ビルの各階に、モーターで流れを起こしているプールがあって、春夏秋冬、年中、みんなで泳いでいるんだろうと思ってた(^_^;)。

でも、各フロアー、窓が無くて、吹き抜けになっている。しかも、薄暗い。「あんなところで泳ぐのは、ちょっと嫌だな。冬は寒そうだし」などど、一人で、吟味してましたね(笑)。

「モータープール」というのは、駐車場のことで、大阪独特の言い方らしい。子供とはいえ、大阪の人間ですら勘違いするのだから、「パーキング」とか、「駐車場」って、書いた方がいいと思うぞ。最近、この表現を使っているかどうか、知らないけど。

それから、これも子供の頃、生命保険のコマーシャルを見て、病院のCMだと思ってた。「ケガや病気でも、もう安心」。こう言われて、病院以外、何を想像出来る?きっと、腕のいい医者がいるんだろう、って(笑)。

子供は、保険の仕組みが全く分からないから、病院以外、思いつきもしない。だいたい、生きていくのに、お金が必要だということすら、気付いてない節がある。

もう一つ、こども時代の話。小学校六年のとき、塾の先生から、新聞の社説を読みなさい、国語の勉強になるからと言われた。さっそく、読んでみたが「高度成長が終わって、低成長時代に入った」てなことが書かれていた。

読み終わって、考えた。日本のどこかに、大きな風船のようなものがあって、今までは、それがどんどん膨らんでいたのだけど、最近になって、膨らむスピードがゆっくりになってきた、そういうことらしい。是非一度、その風船を見てみたいなあ。どこにあるんだろう?やっぱり、東京か?

社説は、難しすぎた。読むだけ、無駄だった(笑)。

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