オリンピック出場、おめでとうございます。10対2で、台湾に勝ちました。ダルビッシュがよく耐えて、最後は、上原が抑えました。
昨日は、一点差で、韓国に勝利。今日の台湾戦も、前半は、きわどい接戦。簡単には、勝てません。韓国、台湾が力をつけてきて、日本との実力差がなくなりつつあるのは、間違いないですね。
一方で、一試合で勝負を決めるという方法だと、野球の場合、番狂わせが起こりやすいという面もあると思います。全体としての地力で優っていても、相手側に、良いピッチャーが一人いると、なかなか打てない。さらに、良いバッターが一人いると、うっかりホームランを打たれて、負けることもある。一流のプロといえども、初めて対戦する、メジャー級ピッチャーの球を、わずか三、四打席で、見極めるのは難しい。
例えば、アテネ五輪で、日本は、オーストラリアに負けましたが、やはり相手投手を打ちあぐねてる間に、うっかり点を取られるというパーターンでした。オーストラリアは、確か、国内にプロリーグすらないはずです。
ところが、サッカーを見ていると、下位チームが、上位チームを、打ち負かすことが、ほとんどない。番狂わせがおこると、「奇跡」と言われる。これは、一流のサッカー選手にとって、90分のプレータイムが、相手を見極めて、戦略を立て直すのに、十分な時間であるためだと思います。
日本が初めて、ワールドカップに出た、フランス大会の初戦でのこと。対戦相手のアルゼンチンは、最初、セットプレーで、攻撃してきた。しかし、日本のディフェンスが、非常に堅くて、得点できない。
すると、二十分過ぎくらいから、ドリブルで、攻め込み始めた。作戦会議をしたわけでもないのに、みんなが、ドリブルで攻めてくる。結局、この個人プレーで、点を取られて負けた。
セットプレーがだめなら、ドリブル。それがだめなら、また別の手。相手の弱点を見つけるまで、二十分おきくらいに、誰が言うでもなく、パターンを変えて攻めてくる。地力で負けていると、どんなに緻密な作戦を立てて、試合に臨んでも、90分、守りきるのは、非常に難しい。
一方、野球は、9イニングあるけど、相手を見極めて、作戦を立て直すには、少し短すぎる。相手チームに、メジャーの選手が何人かいると、特にピッチャーに良いのがいると、全体的な地力では勝っていても、負ける可能性は小さくない。過去、日本チームが、日本の野球ファンが思ってるほど、国際試合で勝てないのは、この一発勝負制によるところが大きいと思う。
ただ、WBCのように、何とか勝ち上がって、三回以上、同一チームと対戦できれば、話は違ってくる。韓国には、最初の二戦は負けたけど、三戦目は、日本のバッターが、韓国の投手に慣れてきて、打てるようになった。
韓国は、第一戦から、惜しみなくピッチャーを投入したので、これが、日本にとっては、却って助かった。大方のピッチャーの、球筋を見ることが出来た。もし、韓国が、最初の試合を、もう第二ラウンドに行けるのだからと、捨てていたら、日本は、準決勝で負けたかも知れない。決勝で日本に敗れた、キューバの監督が言ったように、「良いピッチャーを打つのは、本当に大変」なのだと思う。
ちなみに、韓国では、野球部のある高校は、珍しいそうです。それを考えると、WBCでの、韓国チームの強さは、驚異的と言えるでしょう。
五輪本戦でも、相手をよく研究して、地力に見合う活躍をして欲しい。犠牲バントや盗塁で、こまめに得点圏に走者を進めて、「敢えてのミートバッティング」(笑)で一点づつ加点する。そういったスモールベースボールが、一発勝負に、非常に有効なのは、WBCと、今回の予選で、証明されたと思う。
昨日は、一点差で、韓国に勝利。今日の台湾戦も、前半は、きわどい接戦。簡単には、勝てません。韓国、台湾が力をつけてきて、日本との実力差がなくなりつつあるのは、間違いないですね。
一方で、一試合で勝負を決めるという方法だと、野球の場合、番狂わせが起こりやすいという面もあると思います。全体としての地力で優っていても、相手側に、良いピッチャーが一人いると、なかなか打てない。さらに、良いバッターが一人いると、うっかりホームランを打たれて、負けることもある。一流のプロといえども、初めて対戦する、メジャー級ピッチャーの球を、わずか三、四打席で、見極めるのは難しい。
例えば、アテネ五輪で、日本は、オーストラリアに負けましたが、やはり相手投手を打ちあぐねてる間に、うっかり点を取られるというパーターンでした。オーストラリアは、確か、国内にプロリーグすらないはずです。
ところが、サッカーを見ていると、下位チームが、上位チームを、打ち負かすことが、ほとんどない。番狂わせがおこると、「奇跡」と言われる。これは、一流のサッカー選手にとって、90分のプレータイムが、相手を見極めて、戦略を立て直すのに、十分な時間であるためだと思います。
日本が初めて、ワールドカップに出た、フランス大会の初戦でのこと。対戦相手のアルゼンチンは、最初、セットプレーで、攻撃してきた。しかし、日本のディフェンスが、非常に堅くて、得点できない。
すると、二十分過ぎくらいから、ドリブルで、攻め込み始めた。作戦会議をしたわけでもないのに、みんなが、ドリブルで攻めてくる。結局、この個人プレーで、点を取られて負けた。
セットプレーがだめなら、ドリブル。それがだめなら、また別の手。相手の弱点を見つけるまで、二十分おきくらいに、誰が言うでもなく、パターンを変えて攻めてくる。地力で負けていると、どんなに緻密な作戦を立てて、試合に臨んでも、90分、守りきるのは、非常に難しい。
一方、野球は、9イニングあるけど、相手を見極めて、作戦を立て直すには、少し短すぎる。相手チームに、メジャーの選手が何人かいると、特にピッチャーに良いのがいると、全体的な地力では勝っていても、負ける可能性は小さくない。過去、日本チームが、日本の野球ファンが思ってるほど、国際試合で勝てないのは、この一発勝負制によるところが大きいと思う。
ただ、WBCのように、何とか勝ち上がって、三回以上、同一チームと対戦できれば、話は違ってくる。韓国には、最初の二戦は負けたけど、三戦目は、日本のバッターが、韓国の投手に慣れてきて、打てるようになった。
韓国は、第一戦から、惜しみなくピッチャーを投入したので、これが、日本にとっては、却って助かった。大方のピッチャーの、球筋を見ることが出来た。もし、韓国が、最初の試合を、もう第二ラウンドに行けるのだからと、捨てていたら、日本は、準決勝で負けたかも知れない。決勝で日本に敗れた、キューバの監督が言ったように、「良いピッチャーを打つのは、本当に大変」なのだと思う。
ちなみに、韓国では、野球部のある高校は、珍しいそうです。それを考えると、WBCでの、韓国チームの強さは、驚異的と言えるでしょう。
五輪本戦でも、相手をよく研究して、地力に見合う活躍をして欲しい。犠牲バントや盗塁で、こまめに得点圏に走者を進めて、「敢えてのミートバッティング」(笑)で一点づつ加点する。そういったスモールベースボールが、一発勝負に、非常に有効なのは、WBCと、今回の予選で、証明されたと思う。