山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

早池峰山(トチナイソウにふられる)

2018-06-24 12:48:12 | 旅行

4月19日から歩き始めて9回目となる今回は、23日(土)に早池峰山に行ってきた。5月22日以来の2回目は小田越登山口までシャトルバスを利用するので、往復1時間半弱の車道歩きが要らない。

10時頃登頂予定なのでカップラーメンとコーヒーは下山後に楽しむことにして、水は飲料水だけにしてガスコンロも持たないので荷物も軽い。

天気予報は晴れ、身も心も軽く4時半に家を出て途中コンビニでおにぎりなどを調達し、シャトルバスの発着場所に5時20分ごろ到着。半袖シャツ1枚では少し寒い、ほかの登山者は皆さん長袖だが、歩き出せば暑くなるだろう。

20人ほどの登山客と始発の5時半発のバスに乗り込み、30分足らずで登山口に到着しバスを下りたら風が強く山頂では大変なことになっているのでは、と少し不安になる。

1合目まで約40分は樹林帯の中で寒く、花も少ないので日差しを求めて早足気味となる。青空が広がる1合目、登山口より更に風が強いが様々な花が咲いているのでホッとする、が寒い。

岩場を登り始めるとミヤマオダマキ、ミヤマシオガマ、ミヤマアズマギク、キバナノコマノツメのお出迎えだ、以前に来たときはもっと上の方で咲いていたように記憶しているが、今日はずいぶん下で咲いている。

ミヤマオダマキ

ミヤマシオガマ

ミヤマアズマギク

キバナノコマノツメ

風は弱くなる気配がなく寒さ対策としてレインウェアを着たが、念のためにと持参したものが雨以外で役に立ったのは初めて、どんなに晴れていても必ず持ってこようと思った。

傾斜も風も厳しくなる一方だが、咲き始めたハヤチネウスユキソウ、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナなどの希少種に癒される。

ハヤチネウスユキソウ

ナンブトラノオ

ナンブイヌナズナ

イワウメ、イワベンケイ、チングルマも綺麗に咲いているが、1月前に沢山咲いていたヒメコザクラは影も形もなく、今まで見たことがなくて今日見ることが出来るかなと期待していたトチナイソウ(チシマコザクラ)も見当たらない。

イワウメ

イワベンケイ

チングルマ

 

西側の展望は焼石連峰がかすかに見える程度だが、東側は宮古湾も確認でき、五葉山とその周辺の山もよく見える。

山頂に近づくとは風も弱くなり、山が強風を遮っているだけかもしれないが少し安心、ミヤマキンバイ、コイワカガミなどお馴染みの花を見ながら更に山頂へ、岩手山がくっきり見えてまた安心。

ミヤマキンバイ

コイワカガミ

山頂到着は8時50分、3時間を少し切る所要時間は何時もと同じで、心配した風は弱く姫神山、岩手山、秋田駒ケ岳をゆっくりと眺めることが出来た。

岩手山

秋田駒ケ岳

40分ほど滞在して下山するがトチナイソウを探すが見つからないので、5合目を過ぎたあたりで出会ったその風貌から詳しそうな人を捕まえて聞いてみると、「もう過ぎた、もっと上に咲いていた」と言われ、がっかりする。

場所も過ぎていたが、時期的にも過ぎていたようで、戻る気力もないので来年リベンジすることにして登山口に向かう。

一合目が間近、岩場がもう少しで終わろうとする場所で発見したミヤマウイキョウは、県内では早池峰山だけに生育している希少種。

肉眼では良く見えない小さな花も写真で見ると美しいこの花、登るときは気が付かなかったが、トチナイソウは登るときも下りる時も気付かなかった・・・残念

歩く距離も短く荷物も軽かったがそれほど楽ではなかったのは、強風の影響だろうか。

シャトルバス発着場所の駐車場で、カップラーメンとコーヒーの遅い昼食をとったのが13時頃。来週は雨が続くようなので、10回目は7月に入ってからにしようと思いながら家に向かった。

 


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