山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

札幌へリオの敵を取りに歩く

2020-04-21 10:34:24 | 時事川柳

 意外なところで、または筋違いなことで昔の恨みの仕返しをする。という意味の慣用句『江戸の敵を長崎で討つ』が下地にありますが、うろ覚えだったので下五を「討ちに歩く」ではなく「取りに歩く」にしたもので、「取りに行く」とするのが素直なのに敢えて字余りの「取りに歩く」としたのは、東京五輪・男子20㌔競歩の話題だからです。

 日本陸上競技連盟は17日の理事会で、髙橋英輝(タカハシ エイキ)選手(花巻北高校 岩手大学 富士通)を、代表残り1枠に2016年のリオデジャネイロ大会に続き二大会連続で選びました。

 2015年の日本選手権で当時の日本記録を打ち立てて初優勝、翌年富士通に入社し昨年まで日本選手権5連覇の英傑は郷土の誇りですが、社会人1年目で出場したリオデジャネイロ五輪では42位と残念な結果に終わっており、捲土重来を期して練習を重ねておりました。

 東京五輪の代表選考では日本選手権6連覇を逃すなど、後輩2人の後塵を拝しておりましたが、実績から順当に選出されましたので札幌で開催される東京五輪での活躍を期待しております。

 本来は『リオの敵を東京で討つ』なのに会場が意外なところ札幌に移りました、これ以上意外なことが起こらず2020東京大会が開催されること、そこで郷土の誇りが大活躍することを願います。

 なお、カヌー・スプリント男子の水本圭治選手(不来方(コズカタ)高校 大正大学 長崎チョープロ)も代表に選ばれております。

 さて、平成16年5月18日に初めて頂いた秀逸が、20日の紙面で次のように紹介されました。

 国民年金の未納問題を最近の本紙「時事川柳」で振り返ると、やはり秀逸の

『あちこちで早苗の時期に頭垂れ』が象徴的。

多くの未納議員が列島の北で南で陳謝する姿が見に浮かぶ。

 秀逸はこのように別枠で紹介されるのかと言えば私の分はこれが最初で最後です。

 他の方については何回かあったかもしれませんが記録がありません。

 次は平成16年の代表句(自薦)

・我行かず安全だって言うじゃない

 記録には「自衛隊のイラク派遣、小泉首相が安全だと言っても・残念・・・ギター侍」とありましたが、波田陽区は最近見たことがありません。

 自衛隊をイラクに派遣するにあたり、「危険なところは避けて安全な所に派遣する」と宣う当時の小泉首相、野党の追及に「自衛隊が行くところが安全だ」と訳の分からない答弁。御子息の意味不明な発言は父親譲りですね。

おまけに平成16年元旦の入選句

・子供らも痛み感じるプチ袋

 記録には「不況でお年玉にもしわ寄せが」とありましたが、痛かったのは私のフトコロだったと思います。

 元旦に掲載されるためには、内容もさることながら投函(当時は葉書)のタイミングも重要で、この時は前年12月28日(土)に投函し元旦(木)に日の目を見ました。

この時一緒に投句した句は

・お年玉もらって悲しいプチ袋

・増えたのは煩悩だけの年の暮れ

・紅白の区別が分からぬ歌合戦

・曲名か歌手名なのか分からない

・年越しのそばもちょっぴり短くし

 全部で6句なので葉書を2枚出したのでしょう、力が入っていましたね。

 

   ~続く~


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2 コメント

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誤字・脱字が心配です (山歩き)
2020-04-21 13:23:43
 Shuさんこんにちは。早速コメントをいただきありがとうございます。今日もダメだったらどうしようと思っておりましたがどうすることも出来ません。
『どうしゅることもI can not』こんなセリフを昔々のテレビで見た(聞いた)ことを思い出しました。
 さて、50㌔競歩の鈴木選手のことは失礼ながら知りませんでしたが、20㌔の世界記録保持者とは凄い方なのですね、そして高校の後輩となれば弥が上にも応援に力が入りますね。
 捲土重来 改めて確認しましたところ、最近はじゅうらいとも読むそうです、時代を先取りされてましたね。また、巻土とも書くそうですから、日本語は難しいですね。
 いかにも外国語と比較しているようなセリフですが、外国語はI can notです(笑)
私が読み方を間違えて覚えていて恥ずかしかった例は沢山あります、例えば遵守をソンシュ、言質をゲンシツ、代替をダイガエ、相殺をソウサツ などですが、誤読が増えればそれ慣用読みとなるようです。
 お尋ねの早苗については悩ませて申し訳ありません、稲穂が頭を垂れる秋に田植の頃を対比させたもので深い意味はありません。
 拙ブログをしっかりと読んで下さることに甘えてお願いです、誤字・脱字などお気づきになりましたら、こっそりと教えて頂ければ幸いです。
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捲土重来 (shu)
2020-04-21 12:16:57
山歩きさん こんにちは。
6日ぶりの入選でした。おめでとうございます。

陸上競技の種目の中で、競歩は最も地味な競技ではないでしょうか。
昨年のM-1チャンピオン、ミルクボーイのネタにもなっていましたね。
その競歩ですが、男子は20kmと50kmの2種目があり、髙橋英輝選手は岩手県の出身ですね。
実は、50kmに出場する鈴木雄介選手は石川県の出身で、私の高校の後輩に当たります。
二人とも、頑張っていただきたいと思います。

高橋選手は捲土重来を期すとのこと。
最近はリベンジというカタカナ語が頻繁に使われ、捲土重来は久しぶりに目にしました。
難読語にもしばしば顔を出す言葉ですが、「捲土」は土煙が巻き上がること、「重来」は再びやって来ることで、私は「重来」を「じゅうらい」と読んだ苦い思い出があります。

さて、山歩きさんの過去の秀逸句、「あちこちで早苗の時期に頭垂れ」の中の「早苗」の意味するところが思い浮かびません。
単に季節を示すだけではないと思いますし、「高市早苗さん」でもなさそうですね。、
過去の新聞記事を検索すれば分かるのかもしれませんが、ここはお尋ねした方が早いと思い、そうさせていただきます。
何とも、記憶のあやふやなこと。申し訳ありません。
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