山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

独禁法緩めて奪う自主自由

2018-11-09 09:44:30 | 時事川柳

政府は6日の未来投資会議で、地方銀行や地域のバス事業者の経営統合を柔軟に認める方針を打ち出した。で始まるこの第一面の記事、何か匂うとじっくり読み始めたものの『独占禁止法』についても何となく知っている程度だし、身近な問題でもないのでピンとこないまま読んでみたのですが、詠めるほど匂いは強くなりませんでした。

第三面に目を移すと『政府が地方銀行やバス事業者の再編に乗り出した。経営悪化に手をこまねくうちに地域経済が丸ごと崩壊しかねないとの危機感が背景にある。ただ、企業が二の足を踏む理由は独禁法にとどまらず、押し付けの経営統合に抵抗感も根強い。国主導の再編が思惑通り進むかは不透明だ。』とありました。

これで句になりそうな匂いが強くなり更に読み続けると、独禁法の説明として『企業の公正で自由な競争を促し、各企業が自主的な判断で活動できる環境を整えること』が目的とした法律とあります。

また、政府は独禁法の例外的なルールを整備し地銀やバス会社の再編を後押しする方針としていますが、『独禁法の見直しは、政府主導で再編を進めようという印象がある。地域ごとに競争環境などの事情は異なり、再編は簡単ではない』との指摘もあるのです。

経営統合の足かせとなる場合もある独禁法、これを緩めるように改正して再編を支援しようとする国に対して抵抗感を感じている事業者、この構図が見えてきたので何とか句に纏まりました。


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