前身がNPO法人東北開墾である株式会社雨風太陽(あめかぜたいよう)の東証グロース市場への上場が承認されました。
花巻市出身の宮沢賢治を連想させる雨風太陽の本店所在地は花巻市でしたが、私は全く知りませんでした。
記事の内容を整理すると次の通りです。
・前身のNPO法人は2013年、東日本大震災津波をきっかけに設立した。
・単に前の状況に戻す復興でなく「創造的復興を目指した。
・1次産業の活性化や過疎など社会課題解決を目指す、全国でも異色のNPOだった。
・15年に株式会社KAKAXIを設立、16年にポケットマルシェに商号を変更した。
・22年に雨風太陽に商号を変更した。
・生産者の販路拡大サポート、農業、漁業体験を軸にした旅行業、自治体支援などを展開している。
・登録する生産者は全国1505自治体の約8千人、登録ユーザーは70万人以上。
・ふるさと納税や定住促進、観光コンテンツの開発などで77自治体と取引がある。
「都市と地方をかきまぜる」とコンセプトを語る代表取締役の高橋博之さんは、「社会性と経済性の両立」を示すための上場と説明しており、「社会性と経済性が両立できると証明したかった。地域にとって重要なのに『もうからないからボランティアで』という時代は終わりにしなければいけない。利益を上げて継続できるモデルが示せれば、次に続く若い人も増える」と展望しているそうです。
グロースは「高い成長可能性を有する企業向け」とのことで、さらなる活躍を期待したいと思います。
記事の中の単語を「から」でつなぎ合わせただけの句ですが採用されました。