はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

能勢街道を歩く~都会の中に残る旧街道 2~

2016-05-26 22:25:35 | 街道歩き
新淀川で途切れた能勢街道ですが、北区中津の中津リバーサイドコーポの西側から再び道がつづいています。(このあたりは、大淀区でしたが)


しばらく行くと、左手に富島神社があらわれます。歴史のありそうな神社です。(旧街道沿いには、お寺や神社が多いです)


貨物線のガードをくぐって進みます。今は、「はるか」や「くろしお」が走っています。


大淀警察署の手前の四つ角に出ました。左に行けば東洋ホテルのあった場所です。右に行けば、「中国街道」です。一般的には、ここが能勢街道の起点とされていますが、実際にはまだまだ街道はつづいています。


阪急電車が中津駅を出て、梅田駅に入る手前のガードにやって来ました。


能勢街道は阪急のガードに沿って伸びています。


左手に「梅田芸術劇場」が見えてきました。


その少し先に、いかにも街道風な曲がり角があります。


そこを入っていくと、道は右手にカーブしながら進みます。


すると、昨日紹介したNU茶屋町のところにやってきました。


靴屋さんの前には「鶴乃茶屋」の石碑がたっていました。鶴乃茶屋は明治初期の料亭の名前だったのではないかと考えられているそうです。


<もう少しつづく>

能勢街道を歩く~都会の中に残る旧街道~

2016-05-25 21:27:50 | 街道歩き

上の写真は、梅田に行ったことのある人ならご存知の場所ですね。左がNU茶屋町で正面にホテル阪急インターナショナルが見えます。それにしても、この道の微妙な曲がり具合はどうですか?街道ファンならピンとくるはずです。そうです、この道が「能勢街道」なんです。
江戸時代には、この道から見える風景は一面の菜の花畑だったようです。今の街の様子からは想像がつきませんね。お茶屋が三軒並んでいたそうで、ここで与謝蕪村も「菜の花や…」を詠んだとか??

今回は、能勢街道を歩きます。といっても、大阪市内だけですが…。

まずは、阪急電車の踏切から出発です。

阪急京都線が左にカーブを切りながら十三駅に入って行く手前のところににある踏切です。


踏切には「能勢街道踏切道」と書かれていました。


踏切を渡ると、すぐに三叉路があらわれます。右もいい雰囲気の道ですが、左に進みます。


何でもない道ですが、能勢街道です。
ところで、能勢街道というのは、大阪から池田市や能勢町を経て亀岡との府境にある「ひいらぎ峠」に至る道を指します。道が整備されたのは江戸時代のはじめで、「妙見道」や「池田道」などとも呼ばれたそうです。


淀川通りに出ると、能勢街道の記念碑がありました。


しばらく進むと、淀川の堤防にぶつかりました。能勢街道はここでいったん途切れます。


案内板の地図を拡大です。今の新淀川は明治43年に完成したのですが、元々は、中津川(ピンクのライン)が流れていました。能勢街道は、今は新淀川の河川敷の中に消えてしまっています。


新淀川の堤防に上がってみました。今は河川敷になっていますが、昔は集落や田畑があったんですね。対岸の茶色のマンションの右側に能勢街道が続きます。

現在は、しかたがないので十三大橋を渡ります。ちょっと遠回りですが…。


十三大橋のすぐ横を阪急電車がひっきりなしに走ります。せっかくのなのでパチリです。


<つづく>

赤目四十八滝ハイキング(その2)

2016-05-24 20:56:15 | 山歩き
百畳岩までやってきましたが、もう少し上流の「荷担(にない)滝」をめざすことにしましょう。


美しい渓流が続きます。


なにもかも緑に染まっています。


滝ではマイナスイオンをいただきます。


水に映った緑は一段と美しいです。


やっと荷担滝が見えてきました。今日の目的地ですが、出発してすでに3時間あまりかかりました。(コースタイムでは70分です)
ハイキングコースは、ここから20分で最終の滝「岩窟滝」に至り、さらに出合いを超えて香落渓へとつづきます。そこはまたの機会に歩くことにしましょう。きっと、紅葉の頃は最高だと思います。


雛段滝を見ながらおにぎりを食べ、引き返すことにしました。

帰り道は、三脚やNDフィルターから解放されて、いつも通りの気楽な撮影です。


同じような写真ばかりですが…。


滝の上の窓のようなところから下を見下ろせます。たくさんの人が滝を見上げています。


三脚を並べて滝の撮影会です。うまく撮れるといいですね。


橋を渡れば、まもなくゲートです。



出発時は、まだ営業をしていませんでしたが、ここの名物「へこきまんじゅう」だそうです。


赤目の清流に冷やされたラムネもありました。美味しそう!

最後は今回のベストショット?「千手滝」です。




赤目四十八滝ハイキング(その1)

2016-05-23 20:57:01 | 山歩き
赤目四十八滝は、小学生の頃に父親に連れて行ってもらったことがあります。滝や渓流の風景は思い出せないのですが、近鉄の赤目口から長い道のりを歩いたことが記憶に残っています。そんな赤目四十八滝へ55年?ぶりに出かけました。



写真の手前の駐車場に車を置いて出発です。駐車場はどこも800円でした。朝早かったので、一番近い駐車場に停めることができました。


このあたりも、忍者体験ができるとか。伊賀に近いと言えば近いですが…。


入山口があり、ここで入山料400円を払います。(入山料は渓谷内の環境保全に使用しておりますとのこと)関所を通らないと赤目四十八滝へは入れませんよ。


渓流に沿って作られたハイキングルートはよく整備されており、安全に歩くことができます。マイナスイオンをいっぱいに浴びながらルートを進みます。


これは「不動滝」です。なかなか迫力があります。滝がよく見えるようにルートが整備されています。パンフレットによれば、明治の中ごろまではここから奥へは入れなかったそうです。(ゲートから6分のところですよ)


それにしても緑がすばらしい。川に映った緑も最高です。


「千手滝」へやって来ました。美しい滝です。


上を見上げると、岸壁が聳えていました。ここは深い渓谷の中だったのですね。(まるで黒部渓谷!ちょっと言い過ぎ)


「布曳滝」です。名前通り布を曳いたような滝ですね。六甲山にも「布引の滝」という美しい滝があります。


どこまでも美しい渓谷沿いの道が続きます。(深呼吸を100回以上しました。)


時々、急な登り(階段)がある程度で、ほとんどが緩やかな道なので、家族連れもたくさん来ていました。
百畳岩のあたりまでは、通常50分なのですが、撮影しながら来たので2時間あまりかかっていました。

<つづく>

赤目四十八滝を歩きました

2016-05-22 21:41:51 | カメラ紀行
赤目四十八滝は、奈良県と三重県の県境を流れる滝川にある50以上の滝が連なるハイキングコースです。美しい新緑の中を爽やかな渓流が流れ、赤目五瀑と呼ばれる大きな滝もあり、マイナスイオンがあふれまくる中、ハイキングが楽しめます。

そのコースのことは次回にふれることにして、今回は滝と渓流の写真です。実は、はじめてNDフィルターなるものを使って、滝や渓流の流れを撮ってみました。
前々からブログ等で水の流れが糸状になっているのを見て、自分もそんな写真を撮りたいと思っていたのですが、昨日やっとヨドバシでNDフィルターを購入し、さっそく赤目四十八滝に撮影に行ったというわけです。

 (はじめての1枚)

なんとか糸状に撮れているようですね。(ホッ!)

 

ND16というフィルターを使いました。絞りをいろいろと変えて撮影してみました。



最近雨が降っていないと思いますが、それにしては水量がありました。

 (千手滝)

千手滝は高さ15メートルあります。美しい滝です。(一番気に入った滝です)



もちろん三脚を使用しました。いつもは手持ちばかりの撮影なので、たまに三脚を使うとバタバタしてしまいます。



こうして渓流を見ていると、釣りをしたくなってくるのですが…。

 (荷担滝にないたき)

なんとか、水の流れの撮影ができたので良かったですが、写真の修行はまだまだ続きます。

赤目四十八滝もつづきます。