はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

千早城趾にも寄ってきました

2015-12-06 20:45:03 | 知らない街をぶらり
金剛山に登ったついでに、千早城にも寄ってきました。
金剛山の登山口は千早赤坂村にあります。(千早赤阪村は大阪では唯一の村です)ここは、千早城があったことで有名な所です。城といっても、大阪城や姫路城みたいな城ではありません、山の中にある砦といった方がいいかもしれないような代物です。この千早城がなぜ有名かというと、楠木正成(くすのきまさしげ)が鎌倉幕府の大軍と戦った歴史的な場所だからです。

金剛山登山口から、千早本道を上りはじめたすぐのところに千早城への標識がありました。(登山口から階段も続いています)


ここを10分ほど上っていくと、本丸があった場所に行くことができます。今は千早神社になっています。


『太平記』には、幕府の軍勢は「100万」だったと書かれています。それを「千人」の軍勢で守り、丸太落としや熱湯かけ、わら人形作戦などの奇策をもって戦い、最後まで落ちることはなかったということです。
下から見上げれば、急な斜面が続いています。ここを駆け上がって攻めるのは、とても大変なことだというのがわかります。


『太平記』の「100万」という数字は誇張がありますが、幕府の軍勢は数万ぐらいだったろうといわれています。それにしても、千早赤坂村あたりまで攻めていくのも大変だったろうと思います。車で走っても、山の中の坂道をクネクネと上って行かねばなりません。こんな所まで攻めてきた幕府軍もご苦労さんなことでした。

ところで、楠木正成って、ご存知ですよね?後醍醐天皇に味方し、建武の新政(1333年)の立役者として活躍した河内の英雄です。今も、皇居外苑にりっぱな銅像が建っています。(私は見たことがありませんが)


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