はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

大阪城の石垣を眺めながら

2019-01-15 19:25:25 | 大阪のまちをぶらり
私が大阪城を訪ねるのは、ほとんどが梅園に行くことが目的なので、JR大阪城公園駅から大阪城ホールの横を通って青屋門から入るというコースを歩きます。
広い大坂城の北東側のほんの少しの区間ですが、それでも十分に大坂城の素晴らしさを感じることができます。

駅から歩いて15分ほどで梅園に到着です。でも、まだ梅の花は咲いておらず、蠟梅が咲いているだけでした。



ところで、大阪城の天守閣ですが、これは三代目の天守閣です。初代は豊臣秀吉が築いた天守ですが、ご存知の通り「大坂夏の陣」で焼け落ちてしまいます。その後、徳川幕府が立派な天守を築いたのですが、落雷で消失します。そして、昭和になって大阪市民の寄付で建てられたのが現在の天守です。266年ぶりの再建だったそうです。



大坂城といえば立派な石垣で知られていますが、こちら側にはそんなに大きな石垣はあまりありません。



大坂城は豊臣秀吉が築いた城にはちがいないのですが、今、私たちが目にしている大阪城は徳川幕府が根本から造り変えたお城なんです。



秀吉が建てた大坂城は完全に土の中に埋められてしまいました。堀も石垣も何もかもです。この徹底ぶりには徳川家の執念を感じます。



内濠を遊覧船が走っています。天下普請で築城に関わった大名たちが石垣に刻んだ刻印が見られるそうです。



大坂城の歴史はともあれ、素晴らしい石垣です。重機がなかった時代によく築いたものだと感心してしまいます。



梅園には気の早い梅がちらほらと咲いていました。



※訪問日 2018.1.11