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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

秋の国道292号線をドライブしました

2016-10-18 20:15:22 | 国道の旅
国道292号線と言えば、日本一標高のたかいところを走る国道として知られています。志賀高原スキー場の真っただ中を通っているんですよ。冬はもちろん通行止めになってしまいます。志賀高原から最高地点の渋峠(2172m)を越えれば草津温泉(草津よいとこ一度はおいで、あ どっこいしょ♪)です。

志賀高原の紅葉を楽しみながら国道292号線を走ってきました。ほたる温泉を過ぎると、道路はどんどんと高度を上げていきます。やがて目の前にすばらしい絶景が広がりました。


中央の山は笠岳ですよね?(この辺の山はよくわからないもので)その左後ろに後立山連峰が見えているんです。(わかりますか?)大画面で見ていただきたいですね。(こっちも望遠で写せば良かったのですが…)
次も同じような写真ですが、少しアップしました。鹿島槍ヶ岳の右奥になにやら、かすかにピークらしきものが見えるのですが、もしかして、つ○○でしょうか??


山好きはこれだから困ってしまいますね。もう山座同定に夢中です。ちがう方向も見てみましょう。下に見えるのは熊ノ湯でしょうか?紅葉も見てくださいよ。と言っても、このあたりは「色褪せ中」でした。


峠までは、もう少しありそうです。リフトも見えます。


先ほどのところから5分ほど上がってきました。もう森林限界も超えたようです。すると、また景色が変わりました。


去年、四国の剣山に登った時に見た次郎笈みたいな山肌です。


目をこらすと、なんと槍・穂高が見えるではありませんか!(ピンボケで申し訳ありません)


さすが、山岳ルートと呼ばれる292号線です。次回は、いよいよ最高地点の渋峠に向かいます。

<つづく>

アーケード国道もあります

2015-04-08 21:27:59 | 国道の旅
前回、紹介した国道308号線は、なかなかの「酷道」でしたが、大阪には、こんなユニークな国道もあるのです。それは、アーケード国道と呼ばれる、びっくりするような国道なんです
東大阪市の瓢箪山(ひょうたんやま)にある商店街が、実は国道170号線なのです。といっても「旧」がつくのですが。(国道170号線は、外環状線と呼ばれ、大阪の大動脈です。)

(どこの街にもありそうな商店街が、国道です。)


(近鉄瓢箪山駅と商店街にある踏切。)

それにしても、国道は、バイパスが開通したら、県道等になるのが一般的なんですが、この道は例外として残ったようです。(時間によっては、20キロで走行も可能のようです。)


170号線を示すおにぎり標識を探したのですが、ありませんでした。その後、やっと、駅の案内板で見つけることができました。

(近鉄瓢箪山駅の案内板)


(案内板を拡大。170のおにぎりが見えます。)

この道は、元々は東高野街道といって、京都から高野山への参詣道だったのです。東高野街道は、石清水八幡宮から生駒山の裾に沿って、富田林から河内長野に続く街道です。
この他にも、堺からの西高野街道、大阪市内からの中高野街道などがあり、河内長野で合流して、紀見峠を越え、橋本から高野山に向かいました。
高野街道もいつかは歩きたい街道のひとつです。

国道(酷道)308号線のお話をしましょう

2015-04-06 11:45:11 | 国道の旅
「いま街道歩きがおもしろい」でも、国道308号線に少しふれましたが、「暗越奈良街道」の峠越えの所は、この道と重なります。
大阪から奈良に車で行くには、阪奈道路(元は有料道路でした)か、今なら第二阪奈有料道路(308号線のバイパスです)を使えば、短い時間で行けます。
もし、有料道路を通るのがいやだという人は、遠回りになりますが、阪奈道路を通ることをおすすめします。
なぜなら、国道308号線は、「酷道」マニアにとっても、有名な国道なのです。

(国道を示すおにぎりかんばん。)

大阪市内から伸びてきた308号(市内は幹線道路です)は、近鉄電車のガードをくぐった所から、いよいよ本領を発揮します。

(登り口の道標。 はじめだけ一方通行です。)


(すぐに、こんな登りになります。すでに離合困難!)


(急傾斜のS字カーブ。慎重に行きましょう。)


(ヘアピンカーブ。まるで巨大すべり台です。)


(有名な分かれ道。もちろん左が国道です。)


(やっと峠に着きました。石畳の舗装路です。)

峠に着いて、ほっと一息です。奈良県側はしばらくは、なだらかな道が続くのですが、集落が近づいてくると、また「酷道」に変身です。

(奈良県側も負けていません。細い国道が続きます。)


(伊勢街道の風情を残す道です。)


(国道168号線との交差点の標識)


(その交差点の進入口にある標識。幅1.8メートル以上は通行不可です。)


(近鉄生駒線の踏切を越えて、まだまだ308号線は続きます。)

このあとも、狭い道は続きます。尼ヶ辻の近鉄橿原線の踏切を越えたあたりから、やっと広くなり、やがて三条通りを走って、国道24号線と出会うところで終点となります。

いかがですか。なかなかの「酷道」だと思いませんか。日本には、まだまだたくさんの「酷道」があるようですが、私は、あまり走りたくはありません。運転に自信のある人や、度胸のある人は、ドライブに出かけてみてはどうですか。