娑婆世界に生きる

今日は、12月1日。
あらら大変、もう12月だ～‼(T_T)

今日は1日なので、近くの氏神様へお参りに・・・。
子供の頃から、信仰心の篤い父の後ろ姿を見て育ったからか
お経を読みながらお仏壇に手を合わせていた私です。
信仰心が篤いというより、
親の真似をしていただけだと思います。
1日に氏神様に参拝に行くのも、
多くの人が、
元旦に神社に初詣に行くのと同じ
親を見習った私の習慣です。
そんな私ですが、
色々悩んでいた若かりし頃、
先日亡くなった瀬戸内寂聴さんが仏門に入信されたニュースを観て
「私も50を過ぎたら仏門に入りたい！」と思っていました。
人間関係、物欲・・・すべての「しがらみ」と「己の欲」を捨てて
仏の世界に入ろうと考えていました。
その事をある人に話したら、
「仏門に入って生きていくのは簡単だけど、
この娑婆世界で生きていく事こそ
何よりの修行だよ！」と言われたのです。
人間関係、物質社会の中で如何に生きるか・・・。
その言葉は、私にとって衝撃的でした。
50をとうの昔に過ぎた私は、仏門に入る事なく娑婆世界。
喜怒哀楽を繰り返しながら、「一生懸命頑張って」きました。
最近は、相変わらずこの娑婆世界で
頑張る体力も衰えてきたので
喜怒哀楽を「楽しみながら」
生きられるようになったような気がします。








神社の真っ赤に紅葉した紅葉から射す太陽の光が
とても心地よい朝でした。