今日のシネマ
2012年 日本
四国で一番人口が少ない過疎の町、徳島県上勝町。
若者の流出が止まらず、半数近くを高齢者が占める中、頼みのみかん栽培も寒波で大打撃を受け、
住民の多くが苦境に陥っていた。
そんなある日、農協職員の江田晴彦は、居酒屋であるビジネスを思いつく。
それは、”つまもの”と呼ばれる料理に彩りを添える葉っぱを自分たちで売ろうというもの。
しかし住民の反応は芳しくなく、協力を申し出てくれたのは、
未亡人の石本花恵と彼女に強引に誘われた親友の徳本薫の二人だけだった。(TSUTAYAより)
そう言われてみると、懐石料理なんかに上手に葉っぱが使われていますよね。
「わあ!きれい!」
なんて呑気に感動するだけで、
それがどういうプロセスでそこにたどり着いているかなんて考えたこともなかった。
もっと言うと、そのお店の人が庭の木から摘んでいるのかと・・・・
今じゃ、この会社、年商2億を超えるっていうんだから
「思い付き」 ってすごい。
そして、思いつくだけじゃなくて 「行動する」 って本当にすごいなぁ。
ストーリーの中に散りばめられているエピソードが
全て実話かどうかはわかりませんが
ちょっとだけ希望を言うと、バカにしていた地域のオッチャン達を
ギャフンと言わせるその過程を
もっともっと時間をかけて詳しく見せて欲しかったかな、って思いました。
2006年のスイス映画に、『マルタのやさしい刺繍』 というのがありましたね。
80歳のおばあちゃんが自分の刺繍を施したランジェリーショップを開くお話でしたが
どちらの作品も、年齢を理由にやりたいことを諦めるなんてもったいない!!
と思わせてくれる前向きなお話でした。
葉っぱのお話に出てくる俳優さんを紹介します。
吉行和子、 富司純子、 中尾ミエ、 平岡祐太、 藤竜也、 キムラ緑子 他。
日本には過疎化していく地域がたくさんあると思いますが
このお話はきっと良い刺激になったでしょうね。