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マルバフジバカマ(丸葉藤袴)=【Eupatorium rugosum】
キク科ヒヨドリバナ属
多年草
英名: White snakeroot
・
新古今和歌集 巻第四 秋歌上
蘭をよめる
公猷法師
339
ふぢばかま
ぬしはたれともしらつゆの
こぼれてにほふ
野辺の秋風
・
フジバカマは
生草のままでは無香ですが
乾燥するとその茎や葉に含有されている
クマリン配糖体が加水分解されて
オルトクマル酸が生じるため
桜餅の葉のような芳香を放つそうです
<以下参考>
クマリンまたはオルトクマル酸の配糖体を含む植物を
クマリン植物と総称します。
トンカマメ・セイヨウエビラハギ・クルマバソウ・
サクラ・ハルガヤなどがその例です。
これらの植物体にはオルトクマル酸が
香気のない配糖体(メリロトサイド)の形で存在しますが
乾燥・磨砕などでグルコシ ダーゼと接触するか
あるいは酸の作用により
加水分解と同時に閉環してクマリンを生成し
芳香を放つようになります。
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