2009年1月30日発行
著者:塩野七生
発行者:佐藤隆信
発行所:株式会社新潮社
上巻で
ローマ帝国が滅んで
パクス・ロマーナがなくなった
7世紀以降の地中海を支配したのは
現在の北アフリカ・マグレブ地域のイスラム教徒
いわゆるサラセンの海賊
彼らは地中海沿岸を略奪と誘拐を続け
それは18世紀まで続いた
ということを知りましたが
下巻では
トルコ帝国の台頭で陸ではウィーンまで攻め込まれ
海ではサラセンの海賊が
海賊業も相変わらず続けますが正規のトルコ海軍として
ローマ法王領、スペイン、ベネチアなどの欧州諸国と対峙します
レパントの海戦以降トルコ海軍は衰退しますが
サラセンの海賊は19世紀まで生き続けたのでした
というところで
やっとお話が終わりました。
最近あまり報道されなくなりましたが
ソマリアの海賊なんてのは
サラセンの海賊の系譜を引く
由緒正しい海賊だったみたいです。
恐ろし
あは
あは
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