雨の日の朝の新美術館
乃木坂の
国立新美術館で
モディリアーニ展
フランス語のタイトルは
Modigliani et le Primitivisme
モディリアーニと原始主義
と訳すのかな。
昨年のちょうど今頃
モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
が渋谷のBunkamuraで開催されました。
その記事は
こちら。
今回の展覧会は
世界中から150点の油彩・素描を集めていますが
そのうちの48点(の素描)は
昨年のその展覧会で出展されていました。
この辺りを問題にしている記事が
Y新聞に掲載されたので
少し危ぶむ心持ででかけましたが
なかなかいい内容でした。
モディリアーニは当初
《カリアティッド》と称する石像彫刻に注力していました。
それが《カリアティッド》の絵画になり
遂には独自の様式を確立した肖像画に至る変遷の過程が
明確に分かります。
なので
展覧会としての評価は
☆☆☆☆★
最後の★は
《カリアティッド》の展示があまりにくどくて
そんなのに熱中していたモディリアーニが
不憫になってしまったから。
止めてよかった《カリアティッド》
モディリアーニも《カリアティッド》を見切ってよかったです。
1884年生まれで1920年に亡くなっています。
貧窮の中で夭折したと思われていましたが
亡くなる前に
既に画が売れはじめており
懐に余裕もできて
若い後輩画家の支援もしていたようです。
肩入れしていた10歳年下のロシア人の画家
確かに
晩年の画には
使う絵の具の量がたっぷりしていますしね。
見方がせこい?
あはは
あはは